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🇯🇵 日本ピアノレコ芸ONLINE · 2026年4月23日 09:31 · レビュー· 約1分で読めます

たまには居心地の悪い椅子に座ってみるものだ:往年の演奏に求めるもの①

たまには居心地の悪い椅子に座ってみるものだ:往年の演奏に求めるもの①

日本語要約
2027年のベートーヴェン没後200年に向けたカウントダウン企画として、『レコード芸術』1972年8月号に掲載された諸井誠氏の論考が再掲された。本稿は、1950年代以前のモノラル録音期の名盤に焦点を当て、ヴィルヘルム・ケンプのピアノ・ソナタ全集を起点に、シュナーベルやバックハウスら往年の巨匠たちの演奏と、録音技術の進化が音楽の受容に与えた影響を考察する。現代の洗練された録音とは異なる「居心地の悪い」古い録音の中にこそ、演奏の本質が刻まれているという視点を提示する。
全文(日本語)

2027年に没後200年を迎えるベートーヴェンのカウントダウン企画第2弾として、1950年代以前のモノラル録音期の名盤に注目する特集が組まれた。

本記事は『レコード芸術』1972年8月号からの再掲であり、作曲家・音楽評論家の諸井誠氏が、当時の録音技術の革新と、フルトヴェングラーやトスカニーニら往年の巨匠たちのリヴァイバル現象を背景に、演奏の本質について論じている。

諸井氏は、自身のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲分析講座での経験を振り返り、ケンプの演奏を基準としつつ、シュナーベルやバックハウス、グルダら多様なピアニストの演奏を比較検討する。特に、音質が貧弱とされるシュナーベルの古い録音を引き合いに出し、現代の聴き手にとって「居心地の悪い」録音の中にこそ、真の音楽的価値が宿っている可能性を提示している。

関連キーワード解説 (8)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン人物・団体Wikipedia ↗

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。

ヴィルヘルム・ケンプ人物・団体Wikipedia ↗

ヴィルヘルム・ケンプ は、ドイツのピアニスト、オルガニスト、作曲家、教育者。

アルトゥール・シュナーベル人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥル・シュナーベル は、オーストリア出身のピアニスト、作曲家。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー人物・団体Wikipedia ↗

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー は、ドイツの指揮者、作曲家。伴奏ピアニストとしての演奏も行った。

アルトゥーロ・トスカニーニ人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥーロ・トスカニーニ は、イタリア出身の指揮者。

ブルーノ・ワルター人物・団体Wikipedia ↗

ブルーノ・ワルター は、ドイツ出身の指揮者、ピアニスト、作曲家。より正確なドイツ語読みはヴァルターであり、そのように表記される場合もある。本来の姓はシュレジンガーであり、これは彼がブレスラウの歌劇場の指揮者になったとき、現地ユダヤ人にシュレジンガー姓が多いので、ワルター(ヴァルター)に改めたという。そのため、ワルター・シュレジンガーと表記されることも稀にある。

ヴィルヘルム・バックハウス人物・団体Wikipedia ↗

ヴィルヘルム・バックハウス は、ドイツ・ライプツィヒ出身のピアニスト。ウィルヘルムとも表記される。ドイツ国籍であったが、のちスイスに帰化した。ルートヴィヒ・ファン・ベートーベン、カール・チェルニー、フランツ・リストの直系の弟子にあたる。

フリードリヒ・グルダ人物・団体Wikipedia ↗

フリードリヒ・グルダ は、オーストリアのクラシック音楽とジャズのピアニスト・作曲家。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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原文を読む → レコ芸ONLINE
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