かくして私はホロヴィッツに熱中した②
かくして私はホロヴィッツに熱中した②

日本語要約
ピアニストの長井進之介氏が、ウラディミール・ホロヴィッツの演奏の魅力について再批評する連載の第2回。かつてはルービンシュタインを好んでいた筆者が、映像作品を通じてホロヴィッツのショパン演奏における和音の響きや音色の多彩さ、そしてピアノで「ベル・カント」を体現する技術に衝撃を受け、その虜になった経緯を綴る。記事では、ポロネーズ第6番《英雄》や第7番《幻想》、練習曲などの名演を挙げ、ホロヴィッツのピアニズムの特異性と、楽器の可能性を極限まで引き出す表現力について深く考察している。
全文(日本語)
ピアニストの長井進之介氏による連載「名演奏家再批評」。第4弾のテーマであるウラディミール・ホロヴィッツについて、第2回では「ショパン」に焦点を当てて論じている。
筆者はもともとルービンシュタインのショパンを好んでいたが、『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』でのポロネーズ第5番の演奏に触れ、その和音の分離や音色の美しさに圧倒された。ホロヴィッツが語る「ピアノ演奏の基本はベル・カントにある」という言葉を、ショパンの作品を通じて体現している点に衝撃を受けたという。
記事内では、ポロネーズ第6番《英雄》や第7番《幻想》、練習曲Op.10-3《別れの曲》などを例に挙げ、晩年まで衰えぬ身体の使い方や、減衰楽器であるピアノを歌わせる繊細なニュアンスを解説。現代の技術水準においても、これほど楽器の可能性を引き出せるピアニストは稀であると評している。
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