かくして私はホロヴィッツに熱中した④
かくして私はホロヴィッツに熱中した④

日本語要約
ピアニストの長井進之介氏による、ウラディミール・ホロヴィッツの演奏を再批評する連載の最終回。ホロヴィッツが残した数少ないベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音に焦点を当て、彼が追求した「ピアノで歌う」という美学が、ベートーヴェンの楽曲においてどのように表現されているかを分析する。特にピアノ・ソナタ第7番の演奏を例に、器楽的な楽曲の中に声楽的なアプローチや繊細なニュアンスを見出し、その技術と表現の深さを再評価している。
全文(日本語)
ピアニストの長井進之介氏による連載「名演奏家再批評」の第4弾。今回は、ホロヴィッツが残した数少ないベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音について論じている。
ホロヴィッツは「ピアノで歌うこと」を何よりも重視しており、ベートーヴェンの音楽を「器楽的」と評していた。しかし、録音されたピアノ・ソナタ第7番を聴くと、軽快なテンポやスタッカートの多彩さの中に、細やかなニュアンスや声楽的なアプローチが息づいていることがわかる。
特に第2楽章では、シンプルな歌いまわしと音色の色彩によって、聴く者の心を揺さぶる音楽が構築されている。ホロヴィッツの演奏は、リスナーには楽曲の深淵を、演奏家にはインスピレーションを与える宝庫であると結んでいる。
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ウラディミール・ホロヴィッツ長井進之介ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番《月光》
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