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🇯🇵 日本クラシック全般レコ芸ONLINE · 2026年4月20日 11:01 · ニュース· 約1分で読めます

第5回 メル・ボニスに魅せられて 生涯・作品編/小林緑

第5回 メル・ボニスに魅せられて 生涯・作品編/小林緑

日本語要約
音楽学者・小林緑氏による、フランスの女性作曲家メル・ボニス(1858-1937)の生涯と作品を辿る連載記事。セザール・フランクに才能を認められながらも、時代の女性規範や家庭環境により作曲活動を制限されたボニスの波瀾万丈な人生を詳述する。ドビュッシーらと同時代を生きた彼女は、約300もの作品を残しながらも長らく忘却されていたが、近年その再評価が急速に進んでいる。本稿では、曾孫との出会いや初恋の相手との関係など、彼女の創作の背景にある人間ドラマを紐解き、近代フランス音楽史における彼女の重要性を再考する。
全文(日本語)

音楽評論家・谷戸基岩氏と音楽学者・小林緑氏によるリレー連載第5回は、フランスの作曲家メル・ボニス(1858~1937)を特集する。近年、劇的な再評価が進むボニスについて、小林氏が「生涯・作品編」を、谷戸氏が「録音編」を執筆する2部構成でお届けする。

小林氏は、30年以上にわたる女性作曲家の復興運動の中で、ボニスの再評価が最も急激であったと指摘する。1999年のフランス滞在時、ボニスの曾孫クリスチーヌ・ジェリオ氏と出会ったことで、忘却されていた作曲家の像が鮮明になったという。

メル・ボニス(本名:メラニー・ドマンジュ)は、パリ音楽院でドビュッシーやピエルネと同期であり、極めて優秀な成績を収めた。しかし、両親の意向で音楽院を中退し、実業家と結婚。主婦業の傍らで作曲を再開し、世紀末から第一次世界大戦前後にかけて約300もの作品を遺した。初恋の相手であり音楽評論家のアマデ・エティックの励ましが創作の大きな支えとなったが、その関係性を含め、彼女の人生は時代の規範と葛藤するドラマに満ちている。

関連キーワード解説 (4)
メル・ボニス人物・団体Wikipedia ↗

メラニー・ボニス は、フランスの女性作曲家。メル・ボニス 名義で盛んな創作・出版活動を繰り広げるが、近年まで作曲家としてはほぼ忘れ去られていた。鍵盤楽曲と室内楽曲を中心に再評価が進み、声楽曲(宗教音楽)も再発掘されるようになった。美しく印象的な旋律が特徴的な、調的な作風を採っている。

セザール・フランク人物・団体Wikipedia ↗

セザール=オーギュスト=ジャン=ギヨーム=ユベール・フランク は、ベルギー出身、フランスで活躍した作曲家、オルガニスト。

ドビュッシー人物・団体Wikipedia ↗

クロード・アシル・ドビュッシー は、フランスの作曲家。長音階・短音階以外の旋法と、機能和声にとらわれることのない自由な和声法などを用いて作曲し、その伝統から外れた音階と和声の用い方から、19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家の一人。

ガブリエル・ピエルネ人物・団体Wikipedia ↗

アンリ・コンスタン・ガブリエル・ピエルネ はフランスの作曲家、指揮者。印象主義的な和声感覚と師のジュール・マスネを思わせる平明で甘美なロマン派的作風の両方が見られる。現在でも、代表作であるハープと管弦楽のための小協奏曲はハープの貴重なレパートリーとしてSP時代から今日にいたるまで録音され多くのCDが現在でも入手可能である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
タグ
メル・ボニス小林緑谷戸基岩セザール・フランクドビュッシーガブリエル・ピエルネアマデ・エティック
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