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🇯🇵 日本ピアノSPICE クラシック · 2026年4月9日 18:02 · レビュー· 約1分で読めます

夢幻の世界、心の機微――髙木竜馬が音で描く、色とりどりの"Pictures"~ピアノ・リサイタルツアー東京公演レポート

夢幻の世界、心の機微――髙木竜馬が音で描く、色とりどりの"Pictures"~ピアノ・リサイタルツアー東京公演レポート

日本語要約
ピアニスト髙木竜馬による全国リサイタルツアーの東京公演レポート。グリーグ、ラヴェル、ドビュッシー、ショスタコーヴィチ、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」という、絵画的で色彩豊かなプログラムが披露された。髙木はカワイSK-EXを使用し、繊細なタッチと重厚な響きを使い分け、作品の深層にある情感やロシア的なメランコリーを鮮やかに描き出した。自身の人生と共に歩んできた「展覧会の絵」では、真摯な姿勢で作品の素顔を視覚的に表現。アンコールの「トロイメライ」まで、全身全霊を傾けた燃焼度の高い演奏会となった。
全文(日本語)

髙木竜馬は、ウィーンやイタリアで研鑽を積み、グリーグ国際ピアノコンクールで優勝した実力派ピアニストである。2026年3月、アルバム『Pictures』のリリースに合わせて開催された全国ツアーの東京公演(浜離宮)では、カワイSK-EXを使用し、絵画的な情景をテーマにしたプログラムを披露した。

前半はグリーグの「抒情小品集」や「ペール・ギュント」から始まり、ラヴェルの「鏡」、ドビュッシーの「月の光」と、繊細なリリシズムと色彩感あふれる演奏が続いた。続いてショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」第24番では、一転して重厚かつドラマチックな構築美を見せた。

後半のメインは、髙木にとって重要なレパートリーであるムソルグスキーの「展覧会の絵」。奇を衒わず作品の持ち味を最大限に引き出す真摯なアプローチで、各曲のキャラクターを鮮明に描き出した。終曲「キエフの大門」では、壮麗さの中にロシア的な深いメランコリーを表現。アンコールにはシューマンの「トロイメライ」が演奏され、充実したリサイタルは幕を閉じた。

▼関連キーワード解説 (8)
髙木竜馬人物・団体Wikipedia ↗

髙木 竜馬 は、日本のクラシック音楽のピアニスト。妻はピアニストの篠永紗也子。

浜離宮会場Wikipedia ↗

浜離宮恩賜庭園 は、東京都中央区浜離宮庭園にある潮入の池と二つの鴨場をもつ都立庭園である。旧浜離宮庭園 として特別史跡・特別名勝に指定されている。

抒情小品集作品Wikipedia ↗

『抒情小曲集』 は、エドヴァルド・グリーグが1867年から1903年にかけて作曲した、全66曲からなるピアノ曲集。6~8曲ごとにまとめられて出版され、全10集からなる。第1集はコペンハーゲンの出版社から、第2集以降はドイツのペータースから出版された。

ペール・ギュント作品Wikipedia ↗

『ペール・ギュント』 は、ヘンリック・イプセンが1867年に作った戯曲(劇詩)。韻文で書かれた。自由奔放なペール・ギュントが旅に出て年老いて帰ってくるまでの物語。全5幕。

月の光作品Wikipedia ↗

月の光(つきのひかり)は、太陽の光を反射した月による光のことである、月光(げっこう)。月明り・月明かり(つきあかり)、月華・月花(げっか)、月影(つきかげ、げつえい)等とも言う。英語では moonlight(ムーンライト)と言う。

24の前奏曲とフーガ作品Wikipedia ↗

24の前奏曲とフーガ 作品87 は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが作曲した、24のすべての調性を網羅した前奏曲とフーガからなるピアノ曲集。本作品は1951年2年25日に完成し1952年12月に初演された。 この曲集はソ連のピアノ音楽を代表する作品として名高いほか、20世紀のピアノ・レパートリーとしても、ヒンデミット『ルードゥス・トナリス』、メシアン『鳥のカタログ』、リゲティ『練習曲』、グアルニエリ『ポンテイオス』などの、他の大規模な作品群や曲集と並ぶ多声的作品。

展覧会の絵作品Wikipedia ↗

組曲『展覧会の絵』 は、1874年にロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによって作曲されたピアノのための組曲である。ロシアの画家であるヴィクトル・ハルトマン(ガルトマンとも)の死を悲しみ、絵の展覧会を訪れた際の散歩(プロムナード)の様子を曲にしている。曲ごとに拍子が違うのは歩きながら絵を見ているという、歩調を表しているとも言われている。後世では、多くの作曲家によってオーケストラ(管弦楽)に編曲された。とりわけ、フランスのモーリス・ラヴェルによる、トランペット・ソロで開始される編曲が名高い。

トロイメライ作品Wikipedia ↗

『子供の情景』 作品15は、ロベルト・シューマンが作曲したピアノ曲の代表作のひとつ。特に第7曲『トロイメライ』は名高い。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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