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🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年4月22日 15:01 · レビュー· 約1分で読めます

【連載】音符の向こう側/城所孝吉 第19回

【連載】音符の向こう側/城所孝吉 第19回

日本語要約
音楽評論家・城所孝吉氏による連載第19回。リヒャルト・シュトラウスの交響詩《英雄の生涯》を題材に、同時期に作曲された《ドン・キホーテ》との対比や、ソナタ形式を用いた標題音楽としての構造を解説する。特に《英雄の生涯》における「英雄の敵」との戦いや、コーダに現れるゲネラルパウゼが象徴する作曲家の苦悩と世間への無反応という解釈を、楽譜上の練習番号や作曲者のメモを紐解きながら深く掘り下げている。
全文(日本語)

音楽評論家・城所孝吉氏の連載第19回は、リヒャルト・シュトラウスの交響詩《英雄の生涯》を取り上げます。本作は同時期に書かれた《ドン・キホーテ》と対を成す作品であり、両者は英雄を主題としつつ、前者はソナタ形式、後者は変奏曲形式という異なる構造を持っています。

《英雄の生涯》において、ソナタ形式の構造は標題音楽のストーリーと密接に結びついています。第1主題の「英雄」と第2主題の「英雄の敵(評論家)」が戦い、勝利を経て再現部へ至る構成は、シュトラウスの緻密な設計によるものです。

また、長大なコーダにおけるゲネラルパウゼは、作品に対する世間の無関心や批評家への反発を象徴しています。シュトラウス自身のメモを引用しつつ、英雄が世俗から隠遁する「Weltflucht(世俗からの逃避)」の心理的背景を読み解きます。

関連キーワード解説 (4)
リヒャルト・シュトラウス人物・団体Wikipedia ↗

リヒャルト・ゲオルク・シュトラウス は、ドイツの作曲家・指揮者。後期ロマン派を代表する作曲家の一人であり、ワーグナーとリストの後継者と見做されている。主に交響詩、オペラ、歌曲で成功を収めた。ウィーンのヨハン・シュトラウス一族とは血縁関係はない。

ダニエル・バレンボイム人物・団体Wikipedia ↗

ダニエル・バレンボイム は、アルゼンチン出身のピアニスト、指揮者。アルゼンチンの他にスペイン、イスラエル、パレスチナの市民権を持つ。

ベルリン国立歌劇場管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

シュターツカペレ・ベルリン は、ドイツ・ベルリンに本拠を置くベルリン国立歌劇場附属オーケストラである。

アンナ・ネトレプコ人物・団体Wikipedia ↗

アンナ・ユーリエヴナ・ネトレプコ は、ロシア出身のオペラ歌手である。卓抜した実力のみならず、その美貌によっても名高い、現代を代表するソプラノの一人である。現在、ウィーンおよびニューヨークに在住。2006年にオーストリア市民権を得ている。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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