For the Record, Op. 396: Joshua Bell, Aubree Oliverson, Patrick Yim, Anne-Sophie Mutter, Isabelle Durin - Violinist.com
ジョシュア・ベル、オーブリー・オリヴァーソン、パトリック・イム、アンネ=ゾフィー・ムター、イザベル・デュランによる新譜紹介(Violinist.com)
Violinist.comの毎週の連載「For the Record」へようこそ。ここではヴァイオリニスト、ヴィオリスト、チェリスト、その他のクラシック音楽家による新譜を紹介します。
【ジョシュア・ベル:パガニーニ】
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの音楽監督として15シーズン目を迎えるジョシュア・ベルは、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番(ベルによる新しいカデンツァ付き)と、ジェームズ・スティーブンソン編曲の「カンタービレ」を収録した新譜を発表しました。ボーナストラックとして、映画『ラヴェンダーの咲く庭で』のサウンドトラックに収録されていた「ヴェニスの謝肉祭」も含まれています。ベルは13歳でこの協奏曲を初めて演奏し、40年以上を経てその洞察と芸術性をもって再び取り組んでいます。
【オーブリー・オリヴァーソン:アスペン音楽祭ライブ】
アスペン音楽祭・音楽学校は、同校の卒業生であるヴァイオリニスト、オーブリー・オリヴァーソンのデビューアルバムを発表しました。2025年の音楽祭でライブ録音された本作には、ヘンデルのソナタ、ストラヴィンスキーの「妖精の口づけ」からのディヴェルティメント、バッハのパルティータ第2番より「シャコンヌ」、クライスラーの「プレリュードとアレグロ」などが収録されています。ピアノはヤンフェン(トニー)・バイが務めています。
【パトリック・イム:Bamboo Grove】
ヴァイオリニスト兼ヴィオリストのパトリック・イムは、チェン・イー(陳怡)およびジョウ・ロン(周龍)との緊密な協力のもと制作された世界初録音集を発表しました。2024年4月にノートルダム大学でのレジデンス期間中に録音された本作は、中国の音楽文化の音響世界を通じて西洋の弦楽器の表現の可能性を再構築する4作品を収録しています。
【アンネ=ゾフィー・ムター:ASM Forte Forward Vol. 2: American Tunes #1】
2026年のルツェルン音楽祭での50周年記念コンサートに合わせてリリースされる本作は、アンネ=ゾフィー・ムターの「ASM Forte Forward」シリーズ第2弾です。アンドレ・プレヴィンのピアノ三重奏曲(2009年)とヴァイオリン協奏曲第2番(2010年)、およびセバスチャン・カリアーがムターとコントラバス奏者ロマン・パトコロのために書き下ろした「Ringtone Variations」が収録されています。
【イザベル・デュラン:Exile to Hollywood】
フランスのヴァイオリニスト、イザベル・デュランとピアニストのミカエル・エルツシャイドは、ハリウッド・サウンドの礎を築いた亡命ユダヤ系作曲家たちの作品を通じて、映画音楽の黄金時代を探求します。コルンゴルトからシュタイナー、ワックスマン、ローザまで、ハリウッドの壮大な交響的スタイルをデュオの親密な響きへと編曲した作品集です。