カラヤンは何のために音楽をしたのか②
ライター有馬慶による指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの再批評(第2回)

日本語要約
ライターの有馬慶が、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの「美音」のイメージを再批評する連載の第2回。カラヤンの音楽における「美音」の目的化と、作品や自己の内面との距離感について考察する。記事では1971年10月収録のベルリン・フィルによるベートーヴェン交響曲第3番・第7番の配信情報も紹介されている。
全文(日本語)
金曜連載「名演奏家再批評」の第9弾として、ライターの有馬慶が指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンを全4回で論じる連載の第2回。第1回は無料公開、第2回以降は有料公開となっている。
本稿では一般的なカラヤン像として、過剰なレガート、滑らかな弦楽器、完璧に統制されたアンサンブル、ゴージャス志向の音響といった「カラヤン美学」を振り返る。また、最新技術への関心や自己演出を含め、カラヤンが「帝王」と称された背景に触れている。
記事では、1971年10月に収録されたカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン《交響曲第7番》の映像について、カラヤン自身が芸術監督として美術セットなどの視覚演出に関わったことに言及している。また、同コンビによる1971年10月収録の《交響曲第7番》および《交響曲第3番「英雄」》が「ベルリン・フィル・デジタル・コンソートホール」にて配信されている。
筆者は、フルトヴェングラーやバーンスタイン、トスカニーニ、セルといった指揮者と比較し、カラヤンの音楽からは人間性や作品への奉仕、自己の内面の吐露が感じにくいと指摘する。カラヤンの演奏は磨き抜かれた「美音」そのものを目的化しており、筆者はその姿勢を批判するのではなく、自己を隠し作品と距離を置く点に興味を抱いていると述べている。
なお、本連載の第3回は2026年9月18日に公開予定である。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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