優しさ、ユーモア、気品…チャップリン原作の新国立劇場バレエ団「街の灯」世界初演が開幕 - ナタリー
チャールズ・チャップリン原作、新国立劇場バレエ団によるバレエ「街の灯」世界初演が開幕
チャールズ・チャップリン原作による新国立劇場バレエ団「街の灯」の世界初演が開幕した。
開幕に際し、チャップリン・オフィス / Roy Exportのアーノルド・ロザーノ代表は、アラスター・マリオットがリトル・トランプ特有の歩き方を交えつつ独創的な振付で物語を紡ぎ出していることや、ディック・バードの美術・衣裳デザイン、エレン・ルーゲの照明を称賛した。マリオットは「私が制作の過程を心から楽しんだのと同じくらい、観客の皆様にも『街の灯』をお楽しみいただければ幸いです」とコメントしている。
上演時間は休憩を含み約2時間20分で、公演は2026年10月23日から11月1日まで東京都の新国立劇場 オペラパレスで行われる。
振付のマリオットは、「ジゼル」で吉田都と共にした経験に触れつつ、チャップリンが幼い頃からのヒーローであり、「街の灯」のストーリーが全幕バレエの着想源として完璧であったこと、チャップリンのオリジナルスコアをティモシー・ブロックが編曲したことへの感謝などを述べている。
チャップリン・オフィス代表のアーノルド・ロザーノは、かつてクロード・ドビュッシーやヴァスラフ・ニジンスキーがチャップリンに向けて語った言葉を引き合いに出し、本作がチャップリンの芸術とバレエの結びつきを示すものであると祝福した。音楽はチャップリンが作曲した「街の灯」の音楽を中心に、彼が書いた楽曲の選曲やブロックによるオリジナル楽曲で構成されている。
本作のスタッフは、振付をアラスター・マリオット、音楽をチャールズ・チャップリンおよびホセ・パディーヤ(「La Violetera」)、編曲をティモシー・ブロックが務める。主な出演者として、放浪者(リトル・トランプ)役に石山蓮、木下嘉人、奥村康祐、水井駿介、盲目の花売り娘役に米沢唯、東真帆、小野絢子らが名を連ねている。