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🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年6月23日 11:31 · インタビュー· 約1分で読めます

坂入健司郎と石原勇太郎の ブラームス:交響曲第1番&第2番「超」入門

坂入健司郎と石原勇太郎の ブラームス:交響曲第1番&第2番「超」入門

日本語要約
指揮者の坂入健司郎と音楽学者の石原勇太郎が、ブラームスの交響曲第1番を中心に、その魅力や演奏の難所、聴きどころを対談形式で解説する。楽曲の構造や和声分析、指揮者としての解釈、推奨音源などを紹介する特別企画。
全文(日本語)

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」として、交響曲第1番の初演から150年を記念し、指揮者の坂入健司郎と音楽学者の石原勇太郎が対談を行った。第1番について、坂入は「21年の苦悩」の末に完成した作品ゆえの「迷い」を指摘し、指揮者として一筆書きのように展開させる難しさを語った。石原は、1876年のワーグナー《ニーベルングの指環》初演という時代背景を挙げ、第1番の完成には急ごしらえの側面もあったのではないかと推察した。

演奏解釈について、坂入は冒頭の「Un poco sostenuto」の指示に基づき、重苦しく演奏するよりもポルタートを意識した流れを重視すべきだと述べた。また、ティンパニだけでなくコントラバスやコントラファゴットの重要性にも言及した。石原は、ブラームスを「構築的」とするイメージに対し、旋律の素晴らしさや、和声における革新性を強調した。特に「ネオ・リーマン理論」を用いた分析が、ブラームスの半音階的な進行を理解する上で有効であると解説した。

聴きどころとして、石原は第4楽章のアレグロ主題直前のフェルマータや、70小節目の内声の動きを挙げた。坂入は第1楽章の展開部におけるFis(ファ♯)への運び方を、ブラームスらしさが凝縮された重要な箇所として挙げた。

記事の後半では、坂入が選ぶ「とっておきブラームス音源」として、イェジー・セムコフ指揮ポーランド国立放送交響楽団、マリオ・ヴェンツァーゴ指揮タピオラ・シンフォニエッタ、ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団、セルジウ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、クルト・ザンデルリンク指揮デンマーク放送交響楽団の録音を紹介した。

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