On the Beat: 805 Again Safe for Classical Music - The Santa Barbara Independent
サンタバーバラでクラシック音楽の新シーズンが開幕し、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストの「マリポサ」シリーズやサンタバーバラ・チェンバー・プレイヤーズなどが公演を開催
サンタバーバラのライブ音楽カレンダーは通年でポップミュージックに傾倒しているが、街の文化的生活で特に強力な位置を占めるクラシック音楽のカレンダーは、一般的に10月から8月上旬にかけて展開される。
先週より、サンタバーバラのクラシック音楽シーズン開幕を飾るミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストの「マリポサ」シリーズをはじめ、グラナダ劇場でUCSBアーツ&レクチャーズが主催した著名なラン・ランによるリサイタル、新進のサンタバーバラ・チェンバー・プレイヤーズによるシーズン開幕公演など、クラシック音楽が本格的に動き出した。来週には、サンタバーバラ交響楽団、カメラータ・パシフィカ、セルジオ&クラリス・アサド、ジャズギタリストのジュリアン・ラージなどが登場する予定となっている。
先週ハーン・ホールで始まったミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストの「マリポサ」シリーズは、プロのクラシック界で地位を確立した同校の卒業生が戻って演奏を披露する機会を提供すること、そして夏の濃密なアカデミー・フェスティバル以外の「オフシーズン」にも聴衆に文化的なプログラムを届けることという2つの目的を持つ。先週は、1998年と99年にフェローを務め、現在はタカーチ弦楽四重奏団などで活躍するヴィオラ奏者のリチャード・オニールと、昨夏フェローを務めたばかりのピアニスト、オーガスト・バイクが共演した。
木曜日の前半プログラムでは、ピート・シーガーの1957年のアルバム『American Industrial Ballads』の録音音源を皮切りに、フレデリック・ジェフスキがそれを再構築した『北アメリカのバラード』の一部をバイクが演奏した。続いて、ジョン・ダウランドの主題に基づくベンジャミン・ブリテンの『ラクリメ』、そしてバイク自身の作曲によるサイクル(今回世界初演)が演奏され、韓国の民俗オペラ『春香伝』の旋律が最後に提示された。休憩後は、オニールがアカデミー時代にヴィオラ指導者のドン・マッキネスに勧められて演奏した思い出を語りつつ、ラフマニノフの作品が演奏された。「マリポサ」シリーズは、第80回を迎える夏の音楽祭までにハーン・ホールであと3回開催され、次回11月10日にはチェリストのニコラス・カネラキスとマイケル・スティーヴン・ブラウンによるデュオ「ユーモア&ハーモニー」が予定されている。
土曜日の夜には、かつて大山平一郎のもとで活動したサンタバーバラ室内管弦楽団(1978〜2017年)の流れを汲むサンタバーバラ・チェンバー・プレイヤーズ(SBCP)が、トリニティ・ルーテル教会で第4シーズンを開幕した。指揮はウェストモントの音楽プログラムを率いるダニエル・ジーが務めた。コンサートの中心曲として、ポーランド出身のチェリスト、ヤクブ・オムスキーを迎えたショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番が演奏されたほか、休憩後にはモーツァルトの交響曲第40番ト短調、冒頭にはファニー・ヘンゼル(フェリックス・メンデルスゾーンの姉)の序曲ハ長調が演奏された。SBCPの次回の公演は1月に予定されている。
また、先週金曜日の夜にはグラナダ劇場でピアニストのラン・ランによるリサイタルが行われ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番作品110などが演奏された。その休憩時間には隣接するジャズクラブ「The Grand on State」でジャズ・ボーカリストのジャニス・マンやピアニストのアンディ・ランガムによる演奏も行われていた。