Michał Kwieciński, director de ‘Chopin, Chopin!’: “Quería contar la historia de Chopin como persona, no hacer una película sobre su música”
映画『ショパン、ショパン!』のミハウ・クヴィエチンスキ監督、作曲家ショパンの人間像を描く意図や古楽器録音のこだわりを語る
映画『ショパン、ショパン!』(原題:Chopin, Chopin!)のミハウ・クヴィエチンスキ監督は、音楽についての映画を作るのではなく、人間としてのショパンの物語を語りたかったと語った。
ポーランド映画史上最大の製作規模とされるこの伝記映画は、本国で賛美と議論の双方を巻き起こした視点から作曲家に迫っている。セビリア映画祭での上映後、クヴィエチンスキ監督は書簡をもとにどのように人物を造形したか、映画における音楽の役割、そしてなぜ撮影にマヨルカ島が不可欠だったかを説明した。
映画制作の最初のきっかけは、ショパンを演じることが夢だった俳優エリク・クルムとの会話だった。クルムは幼少期からショパンの曲を演奏していた。当時、監督自身はショパンについてほとんど知らなかったが、クルムにはショパンとの類似性や表現力があり、ピアノも弾けた。クルムはその後フランスで半年間過ごし、言語を学び、1日5〜6時間ショパンの作品を練習し、各曲の約30秒の断片を完璧に習得した。
脚本執筆にあたり、監督はショパンの手紙、ショパン宛の手紙、ショパンに言及した手紙を数百通読んだ。ジョルジュ・サンドからドラクロワへの手紙や、バルザックがショパンとサンドについて述べた内容も読んだ。特に1926年のフェルディナント・ヘーシック(Ferdynand Hoesick)による伝記を高く評価している。手紙から浮かび上がったショパンは、早足で歩き、常に冗談を言い、人生を演劇のように仕立て、他人の声の物まねが得意という、学校で知ったイメージとは全く異なる人物だった。
映画ではショパンとリストの即興演奏対決のシーンが描かれている。リストはショパンを称賛しつつその才能を羨望しており、ショパンは手紙でリストに対し、女性を誘惑することよりも音楽に集中するよう勧めていた。映画では会話ではなくピアノ対決によって2人の関係性を伝えている。
映画に登場するショパンの作品はすべて歴史的楽器で録音された。当時のエラールやプレイエルのピアノは現在のピアノと異なり、鍵盤が21センチ短く、音色もはるかに柔らかい。ショパンが当初エラールを弾き、後にプレイエルを使用するようになった経緯も反映されている。プロジェクトの当初から、ポーランドを代表するピアニストのヤヌシュ・オレイニチャクが音楽顧問を務め、クルムのショパン演奏の理解を支援したほか、ショパンが幼いカール・フィルチにレッスンを行う場面にも着想を与えた。