フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026 セバスティアン・ヴァイグレ指揮 読売日本交響楽団 - 毎日クラシックナビ
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026 セバスティアン・ヴァイグレ指揮 読売日本交響楽団
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026において、読売日本交響楽団が常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレの指揮で公演を行った。前半は初登場の鈴木愛美をソリストに迎え、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番が演奏された。コンサートマスターの日下紗矢子はプレトークで「クリアな音で丁寧な音楽を創る」と語り、演奏では粒立ちの良い音とオーケストラとの一体感が示された。第2楽章の歌心や木管楽器との対話も特徴的であった。
後半は、ヴァイグレが得意とするワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より、フリーヘル編の「オーケストラル・トリビュート」が日本初演された。4時間超の楽劇を約50分にまとめた全11曲の構成で、マイスタージンガーの歌合戦が後半の大部分を占める。第1幕の前奏曲はオリジナルに近い響きだが、第2幕のザックスのモノローグや第3幕の五重唱などは、木管から弦楽器、金管へと旋律が受け継がれる構成となっている。終盤のヴァルターの歌からザックスによる大団円まで、ヴァイグレの指揮とオーケストラの演奏により高揚感のある演奏が展開された。ソリスト・アンコールとしてシューベルトの「楽興の時 第3番」が演奏された。
公演データ:
日時:7月31日(金)19:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ:鈴木愛美
管弦楽:読売日本交響楽団
コンサートマスター:日下紗矢子
プログラム:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ワーグナー(デ・フリーへル編):楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~オーケストラル・トリビュート(日本初演)
1.前奏曲
2.マイスタージンガーたちの集まり
3.徒弟たちの歌
4.ザックスの独白
5.前奏曲Ⅲ
6.洗礼の辞
7.同業組合の隊列
8.徒弟たちの踊り
9.マイスタージンガーたちの入場
10.ヴァルターの懸賞歌
11.幕切れの歌
ソリスト・アンコール:シューベルト:楽興の時 第3番