DELIBES, Jean de Nivelle
ドリーブの忘れられたオペラ『ジャン・ド・ニヴェル』、パラゼット・ブリュ・ザーネから録音がリリース

19世紀フランス・オペラの専門家を除けば、2026年1月にブダペストで行われたコンサートの前に、この『ジャン・ド・ニヴェル』の存在を知る人がいただろうか。その演奏の録音が、クレマン・マリアージュが当時予告していた通り、いつものようにパラゼット・ブリュ・ザーネから豪華な装丁でリリースされた。
忘れ去られたオペラではあるが、1880年の初演時には約100回の上演を数え、ブリュッセル、ウィーン、サンクトペテルブルク、コペンハーゲンなどで再演されるなど、大衆的・ジャーナリズム的に大きな成功を収めた。そして『ラクメ』(1883年)の試作とも位置づけられる作品である。
レオ・ドリーブはそれまで、ル・ペルティエ劇場での『コッペリア』(1870年)とガルニエ宮での『シルヴィア』(1876年)という2つのバレエのヒット作を作曲しており、それ以前には自身の修行の場ともいえるオペラ・ブッフやオペラ・コミックを手がけていた。オッフェンバックやエルヴェの後継者として、縁日劇場やブールヴァール劇場の精神からくる不条理や突飛な路線(『ツメタガイの窒息』『フォレムブッシュ風オムレツ』)を好み、後にシャブリエもその伝統を受け継ぐことになる。
ジャンルの混交という点で『ジャン・ド・ニヴェル』もその系譜を引いているが、オペラ・コミックではなくオペラである。当時、この区別は大きな議論を呼んでいた。オペラ・コミックは台詞(語り)に重要な役割が置かれる。例えば1875年の『カルメン』は当初オペラ・コミックであり、国境を越えた上演や1959年のガルニエ宮進出のために台詞をオーケストレーションしたのはギローだった。一方、グノーの『ロメオとジュリエット』(1867年リリック劇場初演)はオペラであり、ファヴァール劇場で初めて台詞なしで上演された作品となり、1873年には物議を醸した。
ファヴァール劇場を率いていたレオン・カルヴァロは、1880年代初頭に全編歌唱される作品の上演許可を得た。『ジャン・ド・ニヴェル』はその恩恵を受けることになるが、それでもなお混成的な性格を保っている。紋切り型の描写による中世、抒情喜歌劇のような感傷的・牧歌的あるいは滑稽な場面がある一方で、大編成の合唱を伴う各幕のフィナーレや、何よりも高水準で大人数の配役(リリック・テノール1名、ソプラノ2名[リリックと軽やかなアジリタ]、性格メゾ1名、リリック・バリトン1名、性格バリトン3名、小姓のズボン役の軽やかなソプラノ1名)を要求するアリアが存在する。さらに『コッペリア』や『シルヴィア』で培われた経験を活かした管弦楽法も特筆される。
この作品が急速に消え去った理由としては、こうした多大なコストを要する編成に加え、主要な女性キャラクターがおらず(『ラクメ』で改善される)、政治的背景が複雑でまとまりに欠ける台本が挙げられる。羊飼いの毛皮を身にまとい身分を隠す若き公爵、彼に恋する羊飼いの娘、同様に彼を愛する貴婦人、心優しい魔女、フランス王国とブルゴーニュ宮廷の対立の企み、陰謀を企てる複数の老獪な人物やメロドラマ的裏切り者、決闘、歴史上の本物の戦い(モンレリの戦い)など、奇妙な組み合わせに興味を持つのは難しい。
【旋律的な魅力の才能】
したがって、この失われたオペラとの再会における魅力は、まさに音楽そのものにある。22曲もの番号曲、アリア、二重唱、三重唱、合唱(ぶどう摘みの人々、町人、ブルゴーニュ人など)、そして巧みに構築された各幕のフィナーレが収められている。
聴いて驚かされるのは、その流麗さである。ドリーブは途切れることのない音楽の流れを紡ぎ出し、アリオーソのようなレチタティーヴォを織り交ぜながら、聴き手をアリアへと自然に導いていく。これらのレチタティーヴォは、どんなに他愛のない展開であっても物語を進行させる。さらに、非常に印象的な個別のアリアも損なわれていない。例えば、羊飼いアルレットの叔母で魔法使いのシモーヌが第1幕冒頭で歌う「マンドラゴラのバラード」がそうだ。合唱を伴うこの緩やかなワルツを、絶好調で気迫に満ちたマリー=アンドレ・ブシャール=レシエールが見事な技巧とアイロニーを込めて歌い上げ、記憶に焼き付ける。
【見せ場の連続】
巧みにつなぎ合わされた状況や声の組み合わせなど、ドリーブが台本作家のエドモン・ゴンディネとフィリップ・ジルに仕立てさせ、その継ぎ目を自ら消し去ったかのような「見せ場(scènes à faire)」の連続という印象を受けることもある。
アルレットのロマンス「愛する時は何でも信じる」から、シモーヌとの二重唱「サヨナキドリとズグロムシクイ」へと続き、これは『ラクメ』の「花の二重唱」を予告しているかのようだ。しかしその牧歌的な関係が悪化すると(魔法使いは自分の息子ティボーとアルレットを結婚させようとする)、ジャン・ド・ニヴェルが救世主として現れ、英雄的なアリア「残酷な者よ、お前の掟から彼女を救い出してみせる」が歌われる。ここでシリル・デュボワは冒頭から勇壮さと輝きを炸裂させる。続いて三重唱へと移り、ジャンのクプレ「私は偶然に導かれるままに行く」(呼ぶと逃げてしまうジャン・ド・ニヴェルの犬への当てつけ)へとつながる。
そしてドリーブは、ジャンとアルレットによる愛の二重唱「さあ、愛しいアルレット、私の美しい人よ」へとつなぐ。グノー風でもありオペラ・コミック風でもあるこの二重唱は、ヴァイオリンによる4音の執拗な小さなフレーズ、クラリネットの対旋律、とろけるような甘美な旋律に満ちている。これらすべてが、理想的な繊細さと正確なイントネーションを備えたシリル・デュボワと、軽やかなメリッサ・プティによって昇華されている。
【「鐘の歌」を待ちながら】
第2幕の大アリアである寓話詩「大粉屋の水車小屋で」(『ラクメ』の「鐘の歌」の試作と思われる)において、メリッサ・プティは非の打ちどころのない冴えを見せる。透明感のある美音、伸びやかなヴォカリーズ、滑らかな歌いまわし、連続するトリル、そして変ホ音(High E-flat)にまで及ぶコロラトゥーラが水のように流れていく。


