小山実稚恵が語る、円熟のラフマニノフ、そして尽きないシューベルト愛
小山実稚恵が語る、円熟のラフマニノフ、そして尽きないシューベルト愛

日本語要約
ピアニスト小山実稚恵のデビュー40周年記念盤として、2025年10月のライヴ録音『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』が発売された。ドミトリー・ユロフスキ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団との共演による初のライヴ録音盤である。また、2026年に開催されるリサイタル・シリーズ〈未来永劫〉第2回に向け、シューベルトのピアノ・ソナタ第19・20・21番への深い思いを語った。
全文(日本語)
ピアニスト小山実稚恵のデビュー40周年を記念し、2025年10月12日にサントリーホールで行われた公演のライヴ録音盤がリリースされた。収録作品はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」と「パガニーニの主題による狂詩曲」から第18変奏。指揮はドミトリー・ユロフスキ、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団と、フェドセーエフ・フレンズの弦楽器奏者たちが務めた。
小山にとって本作はキャリア初のライヴ録音となる。当初はウラディーミル・フェドセーエフが指揮する予定であったが、健康上の理由によりドミトリー・ユロフスキが代役を務めた。小山はユロフスキの指揮について、オーケストラの隅々まで把握し、身体と音楽が一体となっていると高く評価している。
インタビューで小山は、ラフマニノフの音楽のスケールの大きさや、チャイコフスキーとの表現の違いについて言及。自身の演奏アプローチが、過去の録音から現在に至るまで、芯を保ちつつも深まっていることを語った。
また、2026年にサントリーホールで開催されるリサイタル・シリーズ〈未来永劫〉についても触れられた。第1回ではベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30・31・32番を演奏。10月29日に開催される第2回では、シューベルトのピアノ・ソナタ第19・20・21番が取り上げられる。小山はシューベルトの音楽における繊細な心の動きや、音の余韻の美しさに強く惹かれていると述べ、軽井沢・大賀ホールにて同ソナタのセッション・レコーディングを行ったことも明かした。
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