Villa-Lobos et Santoro, les trésors du piano brésilien
ヴィラ=ロボスとサントーロ、ブラジル・ピアノ音楽の至宝

南米音楽を専門とする新レーベル「Habanero」の第一弾は、大成功を収めた。ピアニストのマルコス・マドリガルは、情熱的な演奏と素晴らしい音色で、再発見されるべきレパートリーを提示している。
ヨーロッパの音楽愛好家が知るブラジル音楽は、不可解なことに大西洋を越えてこなかった。ブラジル国内でも、コンサートプログラムは残念なほど保守的である。しかし近年、ブラジルの各州のオーケストラは、外務省の支援を受けて自国の作曲家の作品を演奏し、Naxos等に録音し始めている。かつてジョン・ネシュリング指揮のサンパウロ州交響楽団が先駆的な録音を行ったが、ヨーロッパで追随する動きはなく、これらの作品は熱帯の地に留まっていた。
リオデジャネイロにはショパンの像がある。この作曲家は19世紀末から20世紀初頭のブラジルの作曲家たちに影響を与えた。ボサノヴァの父アントニオ・カルロス・ジョビンも、ショパンの肖像を大切にしていた。ショパンのモデルは、大衆文化以前の民俗音楽と「学識ある音楽(音楽学)」の融合にあり、これはブラジルの器楽音楽の特徴でもある。ブラジルでは「音楽学」ではなく「学識ある音楽(musique érudite)」という言葉が使われる。
ブラジルのピアニストの多くは自国の音楽に関心を持たないが、アルトゥール・モレイラ=リマ(1940-2024)は愛国心からこれに注力した。彼は41枚のCDをリリースし、移動式トラックでピアノを運び全国で演奏した。また、ミゲル・プロエンサ(1939-2025)は20枚以上のアルバムでオスカル・ロレンソ=フェルナンデスやクラウディオ・サントーロの作品を紹介した。他にもクレリア・イルズンや、アルメイダ・プラードの作品を得意とするアレイソン・スコペルらがいる。アレクサンドル・ディアス率いるブラジル・ピアノ研究所(IPB)は、楽譜と音源のアーカイブ化という素晴らしい活動を行っている。
新レーベルの本作は、作品、演奏家、録音場所、そして魅力的な解説冊子に至るまで、編集作業が極めて優れている。南米のピアノレパートリーを網羅するシリーズの第一弾として、クラウディオ・サントーロ(1919-1989)とエイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959)の作品が収録されている。ヴィラ=ロボスはフランスでもよく知られ、フランス国立管弦楽団にも録音があるが、今日のパリのオーケストラは彼の傑作をプログラムに載せることはほとんどない。ヴィラ=ロボスは独裁者ジェトゥリオ・ヴァルガスに近かったが、サントーロはそうではなかった。