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🇯🇵 日本オーケストラクラシックナビ · 2026年9月26日 12:02 · レビュー· 約2分で読めます

佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 第672回定期演奏会

佐渡裕指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団によるブルックナー交響曲第5番の定期演奏会レビュー

日本語要約
新日本フィルハーモニー交響楽団の第672回定期演奏会において、佐渡裕の指揮、西江辰郎のコンサートマスターでブルックナーの交響曲第5番(ノヴァーク版)が演奏された。音楽評論家の那須田務による公演批評では、各楽章の構築や表現、オーケストラの熱演が詳述されている。
全文(日本語)

新日本フィルハーモニー交響楽団の9月のサントリーホール・シリーズで、佐渡裕がブルックナーの交響曲第5番(ノヴァーク版)を取り上げた。

第1楽章冒頭では弦の響きを抑え、続く金管のファンファーレはfffに聴こえるほど強烈に鳴り響いた。全休止を経てアレグロ主部へと鮮やかに移行し、躍動と静けさが交差した。強弱のコントラストが大きく、コラールは重厚で、ロータリー式トランペットのドイツ的な響きが際立った。大編成(第1ヴァイオリン16人、コントラバス8人)による音響の積み上げの中で、ヴァイオリン群の上声部にさらに存在感が加わればより豊かな音響空間が生まれるだろうと言及された。

第2楽章は冒頭の弦のピツィカートが厳かな空気を作り、硬質なオーボエや第2主題、木管アンサンブルが見事であった。第3楽章も含めリズムが明確かつ力強く、主題間の対話や力強い推進力、展開部の対位法的な扱いが丁寧に示され、コーダでは明るい和音が輝いた。トリオでは中間部のヴァイオリンによる優しい旋律が美しく響いた。

第4楽章は回想からクラリネットや弦の旋律を経て主部へ進み、各声部の入りが明確なフーガが展開された。展開部の核心である二重フーガは遅めのテンポで緊張感を保ちながら進められ、sempre fff以後も音量を緩めず、鋭いフォルティッシシモの最後の和音と余韻に巨大なスケールが凝縮された。長大な交響曲を構築し生命を吹き込む佐渡裕の持ち味が発揮され、オーケストラも応え切った熱演となった。

【公演データ】

新日本フィルハーモニー交響楽団 第672回定期演奏会

日時:9月25日(金)19:00

会場:サントリーホール 大ホール

指揮:佐渡裕

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

コンサートマスター:西江辰郎

プログラム:ブルックナー/交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105

他日公演:9月26日(土)14:00 すみだトリフォニーホール

▼関連キーワード解説 (6)
佐渡裕人物・団体Wikipedia ↗

佐渡 裕 は、日本の指揮者。兵庫芸術文化センター管弦楽団やシエナ・ウインド・オーケストラ、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等で音楽監督や首席指揮者を歴任している。京都府出身。身長187センチメートル。

新日本フィルハーモニー交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団 は、日本のオーケストラ。日本オーケストラ連盟正会員。

西江辰郎人物・団体Wikipedia ↗

西江 辰郎 は、日本のヴァイオリニスト。所属事務所は株式会社コンサートサービス(コンサートイマジン)。

サントリーホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

サントリーホール 大ホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

すみだトリフォニーホール会場Wikipedia ↗

すみだトリフォニーホールは、東京都墨田区錦糸にあるコンサートホール。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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佐渡裕すみだトリフォニーホール
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