【SACD】メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」/鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン
【SACD】メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」/鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン

日本語要約
鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによるメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」のSACDレビュー。交響曲とオラトリオが融合した本作の複雑な構成を、ピリオド演奏の知見を活かして鮮やかに描き出している。バロックからロマン派までを横断する様式の混在を、鈴木の真骨頂である緻密な主題の浮き出しと雄弁な表現でまとめ上げ、第2部への劇的な高揚感を生み出している。バッハのスペシャリスト集団が挑む、メンデルスゾーン演奏の最前線を示す一枚である。
全文(日本語)
前半に交響曲、後半にオラトリオを配したメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」は、そのキメラ的な性質からかつては異端視されてきた。しかし、ピリオド系演奏の台頭によりその評価は高まっている。
バッハのスペシャリストである鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる本作は、その最先端をゆく演奏だ。冒頭の厳かなトロンボーンから、生き生きと躍動する第1主題、ロマンティックな第2主題まで、バロックからロマン派、聖と俗の様式が次々と入れ替わる。その混じり合いを鮮やかに描き出すのが鈴木の真骨頂である。
第2、3楽章に漂う寂寥感が、続くオラトリオ部の劇的な効果をより一層引き立てている。
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