異なる解釈や音色、大阪4オーケストラ聴き比べの好機 ドイツ・レクイエムでまさかの一致 - dメニューニュース
異なる解釈や音色、大阪4オーケストラ聴き比べの好機 ドイツ・レクイエムでまさかの一致
日本語要約
大阪に拠点を置く大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団の4団体が、今年度の定期演奏会でブラームスの「ドイツ・レクイエム」を演奏する。各楽団の選曲経緯や指揮者・音楽監督の思いが語られている。
全文(日本語)
大阪に拠点を置く大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団の4オーケストラが、今年度の定期演奏会でブラームス(1833〜97年)の「ドイツ・レクイエム」を演奏する。各楽団は「まさか重なるとは」と驚くが、観客にとっては楽曲の解釈や音色の違いを聴き比べられる貴重な機会となる。
同曲はオーケストラと合唱団、ソリストによる壮大な宗教曲で、初演は1869年。ルター派のブラームスはカトリック教会におけるラテン語の祈祷文ではなく、ルターが訳したドイツ語の聖書の言葉を歌詞にした。
大阪響の常任指揮者、山下一史は「運命という他にない引き合わせがあった」と語る。3年前に死去した同楽団の名誉指揮者、外山雄三の自宅を弔問した際、机に開かれたままになっていたのが同曲の総譜だった。外山はクリスチャンであり、山下は「一人の芸術家が死を前に、救いを求めておられたのか」と述べ、「先生にささげる特別な演奏会になる」と話す。
日本センチュリー交響楽団は、今年度の全8回の定期演奏会の中心にブラームス作品を据える中での選曲となった。音楽監督の久石譲の考えで、クラシック音楽と現代曲を同じ舞台で披露するスタイルをとり、今回はレポ・スメラ(1950〜2000年)の楽曲と組み合わせる。
大阪フィルの音楽監督、尾高忠明には以前から演奏への思いはあったが、「ドイツ・レクイエム」は合唱団にとって難曲である。しかし、ベートーベンの「ミサ・ソレムニス」といった合唱付きの大曲の経験を経て「機が熟した」と判断し、第600回の節目の演奏会で披露することにした。
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