Anna Netrebko retrouve Gilda en Chine
アンナ・ネトレプコが中国ツアーで20年ぶりに『リゴレット』ジルダ役の二重唱を披露
「20年の別れを経て、昔の友人であるジルダと再会できるなんてなんて嬉しいことでしょう! それもいいじゃない?」と、アンナ・ネトレプコはInstagramでおどけてみせた。10月13日に上海で行われたコンサートで、彼女はアルトゥール・ルチンスキーを相手役に迎え、『リゴレット』の二重唱「娘よ! お父様!」を歌い、若き日の役柄の一つを再演した。この公演は、日曜日に深センで終了した全3回の中国ツアーの開幕を飾るものだった。
上海の聴衆は彼女の奔放さを知っている。3年前の初訪問時、このソプラノ歌手はチャイコフスキーのアンコール中に裸足でステージを去り、観客の間に入って歌った。今回はミケランジェロ・マッツァの指揮のもと、ドニゼッティ、プッチーニ、チャイコフスキーに加え、『イル・トロヴァトーレ』、『ドン・カルロ』、『仮面舞踏会』の抜粋などヴェルディを中心としたプログラムが組まれた。バスのアレクサンダー・ケペツィも出演陣に名を連ねた。
2日後、ルチンスキーが病気のため上海での2回目のコンサートの数時間前に出演を辞退せざるを得なくなった。彼は急遽、中央歌劇院のソリストであるチャオ・イールアン(Zhao Yiluan)と上海音楽学院教授のチョウ・ジェンチョン(Zhou Zhengzhong)の2人の中国人バリトンによって代役が務められた。プログラムは緊急に変更された。告知された楽曲には、『マクベス』の抜粋、カールマンの『チャールダーシュの女王』のアリア、そしてネトレプコによるドヴォルザーク『ルサルカ』の「月に寄せる歌」などが含まれていた。来場を希望しない観客には払い戻しが行われた。
彼女の歌声を聴くのが初めてとなった深センでは、深セン交響楽団の伴奏により、『イル・トロヴァトーレ』、『リゴレット』、『アンナ・ボレーナ』、『トスカ』、『エフゲニー・オネーギン』の楽曲が披露された。
ネトレプコはこの後、10月28日と30日にスカラ座でリッカルド・シャイー指揮のもと、エカテリーナ・グバノヴァ、ファビオ・サルトーリ、ミケーレ・ペルトゥージとともにヴェルディの『レクイエム』を歌う予定である。また11月6日にはボン歌劇場で完売となった『ナブッコ』のアビガイッレ役で同劇場へのデビューを飾り、2027年1月10日には『ラ・ボエーム』のミミ役で再び同劇場に出演する。ジルダとの再会は、おそらくまた20年待たなければならないだろう。


