Denyce Graves to Serve as Distinguished Speaker at New England Conservatory Commencement
デニス・グレイヴス、ニューイングランド音楽院の卒業式で記念講演へ
ニューイングランド音楽院(NEC)は、5月17日(日)にジョーダン・ホールにて第155回卒業式を執り行い、著名なメゾソプラノ歌手であり同校の卒業生でもあるデニス・グレイヴスが記念講演を行います。
1988年にNECを卒業し、2014年に同校から名誉音楽博士号を授与されたグレイヴスは、40年にわたり世界の主要なオペラハウスやコンサートホールで活躍し、伝説的なオペラ歌手となりました。エミー賞およびグラミー賞を受賞したアーティストであり、米国グローバル音楽大使の称号を保持し、彼女の肖像画はスミソニアン国立肖像画美術館の永久コレクションに収蔵されています。
「皆さんは、多くの点で不安定で分断の叫び声に満ち、変化に落ち着かず、進むべき方向が不確かな世界へと卒業していきます。しかし、だからこそ皆さんの仕事が重要なのです!音楽は国境を自由に越え、言葉が届かない場所で語りかけ、私たちの共通の人間性を思い出させる数少ない力の一つです。音楽家として、皆さんは単なる音の解釈者ではなく、記憶、真実、そして可能性の運び手です。皆さんには、他のどの芸術形式にも真似できない方法で、人々を慰め、挑戦し、啓発し、結びつける力があります」と、グレイヴスは卒業生に向けた言葉の中で述べています。「分断を感じやすい時代において、皆さんの芸術性はつながりを生み出すことができます。騒音がある場所に意味を、絶望がある場所に美しさと希望の感覚を取り戻すことができるのです。2026年卒業生の皆さん、勇気と好奇心、そして深い責任感を持って一歩を踏み出してください。世界は単に『もっと多くの音楽』を必要としているのではなく、音楽を通じて『あなたにしか語れないこと』を必要としているのですから。」
演奏活動に加え、グレイヴスは次世代の歌手の育成と、声楽史において過小評価されている人物に光を当てることを目的とした「デニス・グレイヴス財団」を率いています。
式典では、ジャズサックス奏者のゲイリー・バーツと、ヴィヴォ・パフォーミング・アーツの社長兼エグゼクティブ・ディレクターであるゲイリー・ダニングにも名誉音楽博士号が授与されます。