Obituary: Margaret Kingsley Dies at 87
訃報:マーガレット・キングスレーが87歳で死去
オペラ歌手のマーガレット・キングスレーが87歳で死去した。
コーンウォール出身のキングスレーは、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで学び、後にグラインドボーン音楽祭の合唱団に加わった。グラインドボーンでは1966年に『魔笛』の侍女役としてソリストデビューを果たし、その後『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・エルヴィーラ役や『マクベス』のレディ・マクベス役を歌った。
その後、サドラーズ・ウェルズ劇場にて『スペードの女王』のリーザ役でデビューし、続いて『ナクソス島のアリアドネ』のアリアドネ役を演じた。さらにロイヤル・オペラ・ハウスでもデビューを果たし、『ワルキューレ』のオルトリンデ役、『エレクトラ』の監督役、『仮面舞踏会』のアメーリア役などを務めた。
キングスレーはスコティッシュ・オペラでも『ワルキューレ』、『トロイアの人々』、『フィデリオ』に出演し、幅広く活動した。
1970年にはブリュッセルでレディ・マクベス役を演じ国際デビューを果たし、その後ウィーン、シュトゥットガルト、ミュンヘン、ハンブルク、カールスルーエ、リヨン、ストックホルム、ナポリで公演を行った。
1979年以降、彼女はドラマティック・メゾソプラノとして、ヴェルディ(『アイーダ』のアムネリス、『イル・トロヴァトーレ』のアズチェーナ、『ドン・カルロ』のエボリ)、ワーグナー(『神々の黄昏』のヴァルトラウテ)、ヤナーチェク(『イェヌーファ』のコステリニチュカ)などのレパートリーを歌った。
舞台キャリアに加え、キングスレーはロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで教鞭をとり、1994年にはフェローに選出された。またフランスでも精力的に活動し、パリやストラスブールで教えたほか、ヨーテボリでマスタークラスを開催した。