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🇯🇵 日本オーケストラクラシックナビ · 2026年11月8日 11:32 · レビュー· 約2分で読めます

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2026 リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演を渡辺和彦がレビュー

日本語要約
音楽評論家の渡辺和彦が、「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2026」におけるリッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演(サントリーホール)をレビュー。ベートーヴェンとブラームスの交響曲第2番、アンコールのヨーゼフ・シュトラウス「天体の音楽」を取り上げ、ウィーン・フィルらしさが際立つ名演だったと評している。
全文(日本語)

ムーティの指揮で際立つウィーン・フィルらしさ

リッカルド・ムーティ指揮の「ブラ2」は、2019年1月30日シカゴ交響楽団の来日公演(東京文化会館)以来2度目だったが、全く印象が異なり別の作品を聴いているようだった。ウィーン・フィルによる「ベートーヴェンの2番」も2001年10月21日に「ベートーヴェン・ツィクルス」の一環でS.ラトル指揮で聴いた記憶があるが、オーケストラの編成(今回は14型=第1ヴァイオリン7プルト14人、前回はより小ぶり)も全体の印象も異なり比較にならず、この日のほうがウィーン・フィル「らしさ」が前面に出ていた。

2曲とも細部まで緻密で、ベートーヴェンでは冒頭のフォルテッシモ5オクターブに及ぶD音のぶっつけからオーボエ&ファゴットのメロディー等による長い序奏と、3分過ぎから登場する弦楽器群の主題のバランスが絶妙と評された。続くラルゲット楽章でも心地よい緊張が保たれていた。ブラームスは冒頭楽章の提示部反復や、第2楽章アダージョ・ノン・トロッポの丁寧な演奏もあって50分近い演奏となった。トロンボーンの弱奏やヴィオラとチェロの副主題の感触にはオーケストラの特性が感じられ、第2楽章も明るく軽いロ長調の響きでスタートし、小粋な第3楽章を通過して展開した。

巨匠指揮者による2曲の名演とともに「ウィーン・フィルのベートーヴェン、ブラームス」が堪能され、アンコールで演奏された「天体の音楽」もブラームスと相性が良く極上のデザートとなったと評している。(渡辺和彦)

【公演データ】

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2026

リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

11月7日(土) 16:00 サントリーホール 大ホール

指揮:リッカルド・ムーティ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム:

ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73

アンコール:

ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」Op.235

▼関連キーワード解説 (7)
リッカルド・ムーティ人物・団体Wikipedia ↗

リッカルド・ムーティ は、イタリア人の指揮者。シカゴ交響楽団名誉音楽監督、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉団員。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 は、オーストリア・ウィーンのウィーン楽友協会大ホール(ムジークフェラインザール)に本拠を置くオーケストラ。正式な略称はドイツ語表記よりWPhであるが、もっと簡単にWPともする。英語表記の頭文字を取ってVPOと表記されることもある。

シカゴ交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

シカゴ交響楽団 は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴを本拠地とするオーケストラ。

ヨーゼフ・シュトラウス人物・団体Wikipedia ↗

ヨーゼフ・シュトラウス は、オーストリアの作曲家・指揮者。

渡辺和彦人物・団体Wikipedia ↗

渡辺 和彦 は、日本の音楽評論家。

サントリーホール 大ホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

東京文化会館会場Wikipedia ↗

東京文化会館 は、東京都台東区上野公園の一角に所在する東京都立のホール。大ホール、小ホールの他、リハーサル室、会議室、レストラン、音楽資料室を擁する。指定管理者制度により公益財団法人東京都歴史文化財団が管理と運営を行っている。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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