Three Chicago Symphony Orchestra Musicians to Retire - The Violin Channel
シカゴ交響楽団のダニエル・ギングリッチ、ロナルド・サトキェヴィッチ、パトリシア・ダッシュの3名が今シーズンで引退
シカゴ交響楽団(CSO)に計140年間在籍した長年のメンバーであるダニエル・ギングリッチ、ロナルド・サトキェヴィッチ、パトリシア・ダッシュの3名が、今年9月に引退することを発表した。
1975年に入団したホルン奏者のダニエル・ギングリッチは51年、ヴァイオリニストのロナルド・サトキェヴィッチは47年、パーカッショニストのパトリシア・ダッシュは40年のキャリアを経ての引退となる。
現在サバティカル(研究休暇)中のギングリッチとサトキェヴィッチは、2025年にCSOでの最後の演奏を行った。ダッシュは先週、ラヴィニア音楽祭におけるCSOの2026年レジデンシー公演の最終コンサートで最後の演奏を終えた。
引退後、ギングリッチとサトキェヴィッチには、2026年9月26日にCSOの「セオドア・トーマス・メダル(功労賞)」が授与される。
ヴァイオリニストのロナルド・サトキェヴィッチは、1979年にCSOへ入団する前、オハイオ州のコロンバス交響楽団でアソシエイト・コンサートマスター、コロンバス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、キャピタル大学の教員を務めていた。イーストマン音楽学校在学中にはロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、キャロル・グレンに師事したほか、メドウマウントでイヴァン・ガラミアン、ボストンのニューイングランド音楽院準備部門でアルバート・バーナードの指導を受けた。「シカゴ交響楽団での演奏は、唯一無二の素晴らしい経験です」とサトキェヴィッチは語る。「まるで巨大な室内楽アンサンブルの中で、全員が互いに注意深く耳を傾け、正確で表現力豊かな結果を生み出しているような感覚です」
ダニエル・ギングリッチは1975年にCSOへ入団する前、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団およびワシントンのナショナル交響楽団のメンバーであった。2002年、当時の音楽監督ダニエル・バレンボイムによりアソシエイト・プリンシパル・ホルンに任命され、リッカルド・ムーティの要請により2013年から2019年まで首席ホルン奏者代行を務めた。CSOでの60年間(※原文ママ)において、リッカルド・シャイー、ジェームズ・レヴァイン、クリストフ・エッシェンバッハ、サー・ゲオルグ・ショルティ、エサ=ペッカ・サロネン、エド・デ・ワールトらの指揮者とソリストとして共演した。また、グラミー賞を受賞したシカゴ・プロ・ムジカのメンバーでもあり、20年間にわたりシビックCSOのホルンセクションの指導やシカゴ地域の学校への巡回を行った。「尊敬する師匠たちと共にCSOに加わり、半世紀にわたって進化するオーケストラで演奏できたことは、夢以上の経験でした」と語り、引退後は旅行や成人教育の家庭教師としてのボランティアを続ける予定である。
パトリシア・ダッシュは1986年、24歳の時にサー・ゲオルグ・ショルティによってCSOに任命された。イーストマン音楽学校の卒業生であり、以前はフロリダ・フィルハーモニー管弦楽団の首席パーカッショニストを務めていた。1995年にはCSOのパーカッション奨学金プログラム(PSP)を設立し、シカゴ地域の才能ある学生にパーカッションを学ぶための全額奨学金を提供している。彼女はこの取り組みを、夫でパーカッショニストのダグ・ワッデルと共に30年以上運営してきた。PSPの学生はシンフォニー・センターでの演奏や、NPRの「From the Top」、シカゴのテレビ・ラジオ出演、CSOとのソリスト共演を果たしている。卒業生の中には、ピッツバーグ交響楽団、グラント・パーク管弦楽団、サラソタ管弦楽団で首席パーカッショニストを務める3名が含まれる。引退後、ダッシュは教育活動やPSPの共同運営を継続しつつ、リリック・オペラ管弦楽団やグラント・パーク管弦楽団で代奏を務める予定である。