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🇯🇵 日本室内楽ぶらあぼ · 2026年6月24日 18:01 · レビュー· 約1分で読めます

世界最高峰カルテットの核心に迫る! エベーヌ弦楽四重奏団「ベートーヴェン・サイクル」最終夜 公演レポート

世界最高峰カルテットの核心に迫る! エベーヌ弦楽四重奏団「ベートーヴェン・サイクル」最終夜 公演レポート

日本語要約
サントリーホール40周年を記念し、エベーヌ弦楽四重奏団が「チェンバーミュージック・ガーデン」にてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を開催した。6月16日の最終公演では、演奏中の譜面トラブルや地震発生というアクシデントに見舞われながらも、高い集中力と対応力で「ラズモフスキー第1番」と「大フーガ」を完奏。チェロに岡本侑也を迎えて2年、アンサンブルとして新境地を見せた。
全文(日本語)

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)の目玉企画として、エベーヌ弦楽四重奏団(エベーヌQ)による「ベートーヴェン・サイクル」が開催された。サントリーホール40周年を記念した本公演は、チケットが即完売するなど大きな注目を集めた。

6月16日の最終公演では、前半の「ラズモフスキー第1番」第4楽章で二つのアクシデントが発生した。リピート時に譜面を戻すタイミングで奏者間に一瞬の齟齬が生じたが、即座に対処し演奏への影響は最小限に留められた。続いて発生した地震(北関東で最大震度5弱)に対しても、演奏を止めることなく集中力を維持し、動揺を見せずに完奏した。これらのハプニングは、彼らのアンテナの精密さと集中力を証明する形となった。

プログラムの最後を飾った「大フーガ」では、複雑なスコアをクリアに描き出し、圧倒的な高揚感で観客を魅了した。演奏面では、開放弦やノンヴィブラート、ソリストのような歌心など、変幻自在な音色の幅が際立った。また、チェロの岡本侑也の加入により、4人全体の倍音コントロールが理想的に深まり、ライブ感重視のスタイルから普遍的な表現へと進化を遂げていることが示された。

今回のサイクルは、室内楽ファンのみならず多くの聴衆を惹きつけ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の魅力を改めて提示する機会となった。

タグ
エベーヌ弦楽四重奏団ピエール・コロンベガブリエル・ル・マガデュールマリー・シレム岡本侑也サントリーホールサントリーホール ブルーローズ(小)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 作品130「大フーガ付」
原文を読む → ぶらあぼ
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