Amid tense U.S.-China relations, Philadelphia Orchestra is making its way back to China and South Korea - Inquirer.com
フィラデルフィア管弦楽団が米中関係の緊張のなか韓国と中国でツアーを開催へ
米中関係には浮き沈みがあるものの、半世紀以上にわたり、フィラデルフィア管弦楽団は両国の着実な架け橋となってきた。ニクソン政権下の1973年に初訪問して以来、同楽団は米国のオーケストラの中で最も頻繁に中国を訪れる存在としての特別な地位を築いてきた。
来月、同アンサンブルは韓国の仁川とソウルを巡った後、北京と海口を訪れるツアーの一環として、通算14回目となる中国公演を行う。
同楽団の中国訪問は、伝統的に音楽的な機能だけでなく外交的な役割も果たしてきた。
当時の駐中国米国大使R・ニコラス・バーンズ氏によれば、2023年に同楽団の14名の音楽家が中国を訪れた際、その友好関係は習近平国家主席やその他の政府首脳にまで届いたという。バーンズ氏がインクワイアラー紙に語ったところによると、習氏がバイデン大統領との会談の夜に行われた演説で「関係性の改善に寄与した取り組みの一つとしてフィラデルフィア管弦楽団に言及した」という。
11月5日から15日にかけて行われる今回のツアーには、中国でのフルオーケストラによる4公演が含まれる。これは第2期トランプ政権下でのフルオーケストラによる初の訪問となる。2012年以降、複数の政権下でオーケストラのツアーに携わってきたフィラデルフィア管弦楽団およびアンサンブル・アーツの社長兼CEOであるライアン・フロール氏は、前回の訪問時と比べて雰囲気が大きく異なっていると述べている。
フロール氏は、「中国と極めて良好な関係にあった時、極めて悪い関係にあった時、そしてその中間のすべての状況を直接見てきましたが、現在私たちが文化外交の観点から経験していることとして言えるのは、関係性全般に確実な雪解けを感じているということです」と語る。
今回の旅での活動に関して、フロール氏はオーケストラ側もまだ何が起きるか完全に予測できているわけではないと述べている。「中国で活動する際の特徴の一つとして、多くのことが直前になって実現することが挙げられます。そのため何が起きるかの詳細の多くは決まっていませんが、主要なパートナーの多くと対話を重ねてきたことも事実です」と同氏は述べている。
フロール氏が確信しているのは、同楽団が「通常では起こり得ない方法で人々を対話の場に引き合わせる」ということである。
フルオーケストラの公演に加え、個々の楽団員は海口、北京、深圳、上海でさまざまな活動に参加する。
11月15日の北京芸術センター(Beijing Performing Arts Center)での初公演で締めくくられる全9公演は、首席客演指揮者のマリン・オルソップが指揮を務める。ソリストは2名で、韓国ではイム・ユンチャン、中国ではハオチェン・チャンが出演する。
それぞれのピアニストが独自の芸術的な響きをもたらす。
フロール氏は、「イム・ユンチャンはオルソップの指揮でヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝したため、あの瞬間以来二人が初めて共演するということで韓国では大きな注目を集めており、公演は即日完売しました」と述べている。
中国では、ユジャ・ワン、ラン・ラン、そしてハオチェン・チャンの3名が高い知名度を持つピアニストであると同氏は述べる。3人全員がフィラデルフィアのカーティス音楽院で学んだ。
フロール氏はチャンについて、「彼はまさに第3のピアニストとみなされており、彼がフィラデルフィアに住み、上海にも住んでいるという事実は中国において大きな意味を持っています。したがって、その音楽的な結びつきを持つこと、そして私たちが得意とするものを披露することは、特に北京において有意義なものになるでしょう」と語った。
