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🇫🇷 フランス声楽Forum Opéra · 2026年4月2日 16:01 · レビュー· 約1分で読めます

BACH, Passion selon saint Jean – Paris (TCE)

バッハ『ヨハネ受難曲』 – パリ(シャンゼリゼ劇場)

日本語要約
カミーユ・ドラフォルジュ指揮によるバッハ『ヨハネ受難曲』のシャンゼリゼ劇場公演のレビュー。ドラフォルジュのドラマチックで叙情的な解釈は、作品の構造と修辞学を深く理解したものであった。合唱団accentusは、コラールで高い表現力を発揮。福音史家役のシリル・デュボワは、その卓越したレチタティーヴォと誠実な歌唱で聴衆を魅了した。マリー・リスの清廉な歌声も際立っていたが、イエス役のギレム・ウォームスやマリー=ニコル・ルミューには一部課題も見られた。全体として、細部まで意図が込められた非常に充実した演奏会となった。
全文(日本語)

シオランの有名な警句に「バッハにすべてを負っている者がいるとすれば、それは神だ」というものがある。聖週間の水曜日にシャンゼリゼ劇場でカミーユ・ドラフォルジュが指揮した『ヨハネ受難曲』は、その言葉を改めて証明した。指揮者はこの聖なる作品を、極めてドラマチックで、ほとんど叙情的な伝統の中に位置づけている。明快でエネルギッシュな指揮ぶりで、彼女はすべてのフレーズに確信を持って命を吹き込む。形式的に反復に基づいているはずのこの作品において、同じ音楽を二度聴いているという印象を一度も抱かせないほど、すべての音符に意図とダイナミクスが宿っていた。テンポは対照的で表情豊かであり、沈黙の使い方も見事だった。

合唱団accentusは、コラールや内省的な場面で美しい演奏を披露した。福音史家役のシリル・デュボワは、その明晰でしなやかな声と完璧なディクションで、聴衆を圧倒した。マリー・リスの歌声は新鮮で機敏であり、特に「Zerfließe, mein Herze」は夜のハイライトの一つとなった。イエス役のギレム・ウォームスは気品ある歌唱を見せたが、レチタティーヴォにおけるドイツ語の表現には改善の余地がある。マリー=ニコル・ルミューは、この日はやや調子を落としているように見受けられた。

原文(抜粋)
Selon la boutade bien connue de Cioran, « S’il y a quelqu’un qui doit tout à Bach, c’est bien Dieu ». La Passion selon saint Jean dirigée par Camille Delaforge au Théâtre des Champs-Élysées en ce mercredi de la semaine sainte en a, une fois de plus, apporté la preuve. La cheffe inscrit sa lecture de l’œuvre sacrée dans la tradition des interprétations pleinement dramatiques, presque lyriques. D’une battue nette et énergique, elle anime chaque phrase avec conviction : il n’est pas une carrure qui ne se voie pas insuffler un mouvement, une intention, une dynamique propre, si bien que, dans une œuvre qui est pourtant formellement fondée sur la répétition, on n’a jamais l’impression d’entendre deux fois la même musique. Les tempi sont contrastés et expressifs, et des moments d’un silence intim…
▼関連キーワード解説 (2)
シャンゼリゼ劇場会場Wikipedia ↗

シャンゼリゼ劇場 は、フランスのパリ8区にある劇場。アール・デコ様式の最初期の建築とされる。名前はシャンゼリゼだが、シャンゼリゼ通り沿いではなくモンテーニュ通り沿いにある。

ヨハネ受難曲作品Wikipedia ↗

ヨハネ受難曲(ヨハネじゅなんきょく、Johannes-Passion)は、新約聖書「ヨハネによる福音書」の18-19章のイエスの受難を題材にした受難曲。多くの音楽家が作曲してきた。このうち最も有名なものはヨハン・ゼバスティアン・バッハ(以下バッハ)の作品である。本項ではこのバッハの作品(BWV245)について述べる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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