A Pop-Up Potion: L’elisir d’amore Leaps from the Page at the NNTT
飛び出す絵本のような魔法:新国立劇場で上演された『愛の妙薬』

新国立劇場は先日、チェーザレ・リエヴィが2010年に手掛けた人気プロダクション『愛の妙薬』の5度目の再演を行いました。5月16日のマチネ公演では、このオペラの代名詞とも言えるカラフルな舞台美術を反映したような、鮮やかな色合いの衣装をまとった観客でロビーが賑わいました。この祝祭的な雰囲気は、オペラの主要登場人物の名を冠したトスカーナワインの販売によってさらに高まりました。もっとも、ドゥルカマーラ自身が後に告白するように、真の「妙薬」は単なるボルドーワインに過ぎないのですが。
リエヴィの演出は「本」を中心的なメタファーとして巧みに用いており、ページから飛び出してきたかのような象徴的な世界を作り上げています。幕が開くと、アディーナが本を読んでいます。村で唯一の読み書きができる住民である彼女の能力は、教育を受けていない村人たちには魔法のように映ります。ネモリーノは、彼女の知性と、彼女が朗読する『トリスタンとイゾルデ』の伝説の両方に魅了されます。ドニゼッティの喜劇的な妙薬は、後にワーグナーによって不朽のものとなった悲劇的な妙薬とは大きく異なりますが、ネモリーノは即座に自身の願望をその物語に投影します。9メートルの巨大な本や巨大なアルファベットなど、奇抜な小道具を駆使したこのプロダクションは、シャンパンのように弾け、飛び出す絵本のように愉快で鮮やかな、インパクトの強い素晴らしい舞台です。
イタリア人キャストによる主要キャストは最高でした。アディーナ役で新国立劇場デビューを飾ったフランチェスカ・ピア・ヴィターレは、銀色に輝くソプラノと小悪魔的な魅力で観客を魅了しました。彼女のドラマチックな変化は非常に説得力があり、高慢で女王のようなよそよそしさから……