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🇫🇷 フランスオペラForum Opéra · 2026年5月7日 13:01 · レビュー

NIKODIJEVIĆ- BRITTEN, I Didn’t Know Where To Put All My Tears / Curlew River – Rennes

ニコディイェヴィッチ=ブリテン『I Didn’t Know Where To Put All My Tears』/『カーリュー・リヴァー』― レンヌ

日本語要約
レンヌ・オペラとナンシー=ロレーヌ・オペラの共同制作による、ベンジャミン・ブリテンの『カーリュー・リヴァー』と、マルコ・ニコディイェヴィッチ作曲、シルヴィア・コスタ演出・台本による新作『I didn’t know where to put all my tears』の二本立て公演のレビュー。子供を失った母親の悲しみを「川」というモチーフで繋ぎ、能楽の美学やグレゴリオ聖歌、現代音楽を融合させた演出は、視覚的にも感情的にも極めて完成度が高く、深い感動を呼ぶ舞台となっている。
全文(日本語)

大胆さは首都や大規模な劇場だけの特権ではない。レンヌ・オペラはナンシー=ロレーヌ・オペラとの共同制作により、ベンジャミン・ブリテンの痛切な『カーリュー・リヴァー』と、現代作品『I didn’t know where to put all my tears』を組み合わせた意欲的なプログラムを3公演限定で上演する。

演出を手がけるシルヴィア・コスタは、本作の台本も執筆し、音楽をマルコ・ニコディイェヴィッチに委ねた。この第一部では、子供を失った母親という、親密でありながら普遍的な悲劇の起源が描かれる。引き裂かれた心から溢れ出た涙は川となり、一年後、彼女はその川を渡って子供の運命を知り、墓前で祈りを捧げることになる。三途の川やナイル川、あるいは仏教の伝統における川など、この「水」という要素は、狂気の淵にある癒えぬ悲しみから、ようやく受け入れられる死別へと至る、内なる平和への道筋として描かれている。

才気あふれるシルヴィア・コスタは、能楽の劇場や「イメージ」の美学から着想を得た文脈の中で、グレゴリオ聖歌と現代音楽を融合させ、視覚的に鮮烈で感情を揺さぶる、驚くほど統一感のある夜を創り上げた。

原文(抜粋)
L’audace n’est pas l’apanage exclusif des capitales, ni des plus imposantes maisons : Pour trois représentations, l’Opéra de Rennes, en coproduction avec celui de Nancy-Lorraine , propose une affiche hardie avec la poignante Curlew River de Benjamin Britten associée à une création contemporaine, I didn’t know where to put all my tears . Silvia Costa , qui met en scène le spectacle, signe également le livret de cette œuvre dont elle a confiée la musique à Marko Nikodijević . La continuité est parfaite entre ce premier épisode, qui raconte la genèse d’un drame intime et pourtant universel, celui d’une mère dont l’enfant disparaît et dont le cœur déchiré laisse couler tant de larmes qu’elles en viennent à former une rivière. C&rsqu
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ベンジャミン・ブリテンマルコ・ニコディイェヴィッチシルヴィア・コスタレンヌ・オペラナンシー=ロレーヌ・オペラカーリュー・リヴァーI Didn’t Know Where To Put All My Tears
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