マレク・ヤノフスキがパリ国立歌劇場管を指揮、比類なきモーツァルトとブルックナー
マレク・ヤノフスキがパリ国立歌劇場管を指揮、比類なきモーツァルトとブルックナー

日本語要約
本記事は、3月のフランスにおけるクラシック音楽シーンを報告する。パリ国立歌劇場管弦楽団の演奏会では、87歳の巨匠マレク・ヤノフスキがモーツァルトの交響曲第39番とブルックナーの交響曲第4番を指揮し、その円熟した解釈で聴衆を魅了した。また、東京国際音楽コンクール〈指揮〉で第2位に輝いたサミー・ラシッドが、フランス国立ラン歌劇場にてエドゥアール・ラロのオペラ《イスの王》の新演出公演でオペラ指揮デビューを果たした。ラシッドは若手ながらも、ミュールーズ国立管弦楽団を率いてドラマティックかつ抒情的な演奏を披露し、高い評価を得た。
全文(日本語)
パリ国立歌劇場管弦楽団の演奏会に、87歳のマレク・ヤノフスキが登場。モーツァルトの交響曲第39番では、ドイツの伝統と古楽研究の成果を融合させた柔軟な解釈で、ニュアンスに富んだ演奏を披露した。後半のブルックナーの交響曲第4番では、全曲録音の経験を持つヤノフスキならではのスケールの大きな音楽作りで、神秘的かつ高揚感あふれる名演を繰り広げた。
一方、ストラスブールのフランス国立ラン歌劇場では、サミー・ラシッドがラロのオペラ《イスの王》でオペラ指揮デビューを飾った。ラシッドはキビキビとした指揮でミュールーズ国立管弦楽団を鼓舞し、緊張感のあるドラマと抒情的な旋律を両立させた。オリヴィエ・ピィによる新演出のもと、ローランヌ・オリヴァやジュリアン・アンリックら実力派歌手陣とともに、嫉妬と情念が渦巻く物語を鮮やかに描き出した。
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