New Symphony By Rising Paraguayan Composer To Light Up Asunción Theatre - The Asunción Times
パラグアイの若手作曲家による新作交響曲、アスンシオンの劇場で初演へ
パラグアイの田舎の祭りに着想を得た新しいオーケストラ作品が、アスンシオンで世界初演を迎える。若手作曲家のフアン・セバスティアン・ヒメネス・リベロスは、2026年版「Soundscapes of Contemporary Paraguay – Composers Residency」プログラムの一環として、『Danza Paraguaya N° 3 in G minor』を発表する。コンサートは2026年6月11日(木)20:00に開催される。本イベントは、国民議会交響楽団(OSIC)および共和国エル・カビルド文化センターが主催する。
公演は、アスンシオンの主要な文化施設の一つであるイグナシオ・A・パネ市立劇場で行われる。入場は無料で、一般公開される。
パラグアイのクラシック音楽界における新星
作曲家はサン・ペドロ県サンタ・クララ出身。ヒメネス・リベロスは、パラグアイの現代クラシック音楽シーンで評価を高めている。過去10年間アスンシオンを拠点とし、作曲家としての活動に加え、演奏家、教育者、編曲家としてのキャリアも持つ。近年では、『Sinfonía de Cámara N° 2』(2021年)をはじめ、『Danza Paraguaya N° 2』(2025年)、同年の『Purahéi para Asunción』、『Cantata Navideña N° 1』(2025年12月)など、注目すべき初演が続いている。
この新作は、同国の音楽的伝統を色濃く反映した『Paraguayan Symphonic Dances』と題された三部作を完結させるものである。作曲家によると、各作品はパラグアイの民俗学、特にポルカのリズムとエネルギーから着想を得ている。
田舎の祭りに着想を得た音楽
2026年4月から5月にかけて作曲された『Danza Paraguaya N° 3』は、パラグアイの田舎各地で行われる祭りやコミュニティの集まりの雰囲気を捉えることを目指している。楽曲はドラマチックな緊張感と暗い響きで始まるが、次第に伝統的な祭りに伴う音や感情を反映した明るい旋律へと移り変わる。この展開を通じて、作品はパラグアイの文化的アイデンティティの様々な側面を探求している。
この作品の際立った特徴は、同国の音楽遺産と深く結びついた2つの楽器の使用にある。ハープは作品全体を通して重要な役割を果たし、流れるようなアルペジオや伝統的な民俗奏法を用いて調和の風景を形作る。一方、ギターはパラグアイのポルカやグアラニアに関連するリズムの基盤を提供し、民俗伝統と交響楽的な書法との対話を生み出している。
新作交響曲の初演は、国民議会交響楽団の副指揮者であるマエストロ、ガブリエル・グラツィアーニが指揮を務める。聴衆は、パラグアイで増え続ける現代クラシック音楽のカタログへの新たな貢献を体験する機会を得ることになる。