異なる解釈や音色、大阪4オーケストラ聴き比べの好機 ドイツ・レクイエムでまさかの一致 - 産経ニュース
異なる解釈や音色、大阪4オーケストラ聴き比べの好機 ドイツ・レクイエムでまさかの一致
大阪に拠点を置く大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団の4オーケストラが、今年度の定期演奏会でブラームスの「ドイツ・レクイエム」を演奏する。各楽団は「まさか重なるとは」と驚くが、観客にとっては楽曲の解釈や音色の違いを聴き比べられる貴重な機会となる。
同曲はオーケストラと合唱団、ソリストによる壮大な宗教曲で、1869年に初演された。ルター派のブラームスは、カトリック教会におけるラテン語の祈祷文ではなく、ルターが訳したドイツ語の聖書の言葉を歌詞に用いた。
大阪響の常任指揮者、山下一史は、3年前に死去した同楽団の名誉指揮者、外山雄三の弔問時に、机に開かれたままになっていた総譜が同曲であったと明かす。外山はクリスチャンであり、山下は「先生にささげる特別な演奏会になる」と語る。
日本センチュリー交響楽団は、今年度の定期演奏会の中心にブラームス作品を据えており、音楽監督の久石譲の考えにより、クラシック音楽と現代曲を組み合わせるスタイルで、今回はレポ・スメラの楽曲と併せて披露する。
大阪フィルの音楽監督、尾高忠明は、以前から同曲への思いがあったが、合唱団にとっての難曲であるため、ベートーベンの「ミサ・ソレムニス」などの経験を経て「機が熟した」と判断し、第600回の節目に選曲した。
関西フィルハーモニー管弦楽団も、合唱付きの大曲を経て、合唱団のさらなる飛躍への挑戦として同曲を取り上げる。指揮者にはドイツ音楽に定評のある高関健を迎える。
各公演の日程と会場は以下の通り。
・大阪フィルハーモニー交響楽団:7月17日・18日、フェスティバルホール
・日本センチュリー交響楽団:9月18日、ザ・シンフォニーホール
・大阪交響楽団:10月23日、ザ・シンフォニーホール
・関西フィルハーモニー管弦楽団:令和9年3月12日、ザ・シンフォニーホール