Bryn Terfel de vuelta a Perelada
ブリン・ターフェル、ペララーダに帰還

ブリン・ターフェルがペララーダ音楽祭に帰還した。2026年7月26日、カルメン教会にて、バス・バリトンのブリン・ターフェル、ピアニストのアンナベル・スウェイト、ハープ奏者のハンナ・ストーンによるリサイタルが行われた。
ターフェルは観客に対し、1990年にサン=サーンスの『サムソンとデリラ』に出演した際、ホセ・カレーラスらと共演した思い出を語った。当時、同音楽祭ではエミリオ・サギ演出のドニゼッティ『ヴィヴァ・ラ・マンマ』も上演されており、モンセラート・カバリエやジョアン・ポンスらが出演していた。それから約40年を経て、60代となったターフェルは、卓越した表現力と声のコントロールを駆使したリサイタルを披露した。
プログラムは3曲のウェールズ民謡で幕を開けた。ターフェルは親しみやすい態度で観客と対話し、『耕作の歌』から『枝の主日』、『ウェールズ人』まで、それぞれの曲に深く没入して歌い上げた。続いて、フレデリック・キールの『海のバラード』より3曲が演奏された。船乗りやラム酒、スペインの海への憧れを歌ったこれらの曲で、ターフェルはアンナベル・スウェイトのピアノ伴奏とともに、繊細なメッツァ・ヴォーチェを駆使した深い解釈を見せた。
前半は、ウェールズ民謡とアイヴァー・ノヴェロの作品が組み合わされた。特に妻であるハープ奏者ハンナ・ストーンとの共演による『子守歌』は美しく、教会の隅々まで楽器の響きが満ちた。また、『彼女の母親も来た』では、母親に邪魔されて恋人と二人きりになれない男の滑稽さが表現された。
後半では、シューマンの歌曲3曲が披露され、特に『諸聖人の祝日』に捧げられた2曲目のメランコリックな表現が際立った。ドビュッシーの『星の夜』、妻が編曲したグリディの『古いソルツィコ』に続き、ワーグナーの『タンホイザー』より「夕星の歌」が歌われた。最後はクロード=ミシェル・シェーンベルクのミュージカル『レ・ミゼラブル』からの楽曲で締めくくられた。高音域でやや力む場面もあったが、ターフェルの経験と感性が光る夜となった。アンコールでは、ピアノとハープの伴奏で、ホアキン・ロドリーゴの『アランフエス協奏曲』のアダージョを、非常に丁寧なディクションのスペイン語で歌い上げ、多くの観客がスタンディングオベーションで応えた。
