La Source Vive : Évian s’offre un nouvel instrument
「ラ・ソース・ヴィヴ」:エヴィアンに誕生した新たな楽器

エヴィアンの高台、ラ・グランジュ・オ・ラックから数メートルの場所に、銅製の貝殻のような建物が森の中から現れた。2026年6月24日に開館した500席のホール「ラ・ソース・ヴィヴ」は、単なるコンサートホールではない。室内楽を息遣いまで感じられる距離で体験するために、最初から最後まで一つの楽器として設計された空間である。
2026年6月24日、レマン湖畔で初演の夜が幕を開けた。昨年末に行われた音響テストや、数日前のG7開催を経て、ラ・ソース・ヴィヴは公式に一般公開され、こけら落とし公演が行われた。会場を訪れたアランは、9歳の娘レアにクラシック音楽を体験させるために来場し、終演後には「とても素晴らしかった」と語った。演奏者からわずか数メートルの距離で、弓の動きや振動を間近に感じることで、クラシック音楽は身体的な体験へと変わる。
メレーズの敷地は様変わりした。1993年にロストロポーヴィチのために開館した木造の大聖堂「ラ・グランジュ・オ・ラック」の隣に、有機的な柔らかさを持つ新しい建物が加わった。ガラス張りのホワイエから、鐘の音に導かれて岩を削った通路を下ると、アリーナ状に500席が配置された非対称の貝殻状のホールが現れる。天井の天窓からは光が差し込み、外装の銅タイルは森の反射を映し出す。内壁は層状の荒い石膏で仕上げられ、隣接するホールの温かみのある木材と対照をなしている。
建築家フィリップ・シャンバレッタは、ラ・ソース・ヴィヴの内部を見ることは「ヴァイオリンの内部を見るのと同じくらい美しい」と語る。このホールは、楽器製作の知見に基づき設計された。シャンバレッタは、ラ・グランジュ・オ・ラックの設計者でもあるパトリック・ブーシェンと協力し、職人的直感と科学的モデリングを融合させた。観客一人あたり11立方メートルという、室内楽に理想的な音響比率が設定されている。
音響設計はアルベール・ヤイン・シューとMetaが担当した。石膏の壁は音を拡散・均一化し、天井には花冠のようなシャンデリアに隠された反射板が設置されている。8つの金属製パーツからなる反射板は、レーザーで傾斜が調整され、精密に音を反射する。また、座席には一般的な折りたたみ椅子ではなく、人間の身体の吸音率を計算して密度を調整した革製の2人掛けベンチが採用された。
エヴィアン音楽祭の芸術監督であり、メレーズ・シーズンの共同監督を務めるルノー・カピュソンは、「温かくシルキーな音」を求めた。「私が求めているのは、力強さそのものではなく、投影としてのシルキーな質感です」と彼は語る。その約束は概ね果たされた。高い舞台やオーケストラピットのない空間で、聴衆は演奏者の息遣いまで聞き取ることができた。
ただし、新しい楽器には調整が必要である。ヴァイオリニストのクリステルは、ブラームスのプログラムにおいて、ピアノの音が強く、ヴァイオリンの音域が埋もれてしまうバランスの問題を指摘した。今後、微調整を経てさらに完成度が高まることが期待されている。
ラ・ソース・ヴィヴは五感を刺激する。聴覚は音に包まれ、視覚は壁の白さと天窓からの光の変化を捉える。触覚は床からの振動を伝え、嗅覚は革製のベンチの香りが空間の記憶を形作る。創設者のアリーヌ・フォリエル=デステゼは、「このプロジェクトはアーティストのため、そして何より社会のために行いました。子供たちに未来への希望とチャンスを与えるためです」と語る。このホールは単なるトロフィーではなく、エコシステムの中心として機能する。
