世界が注目する21歳のピアニスト、ケヴィン・チェン。数学も語学も得意な天才の素顔とは?(AERA DIGITAL) - Yahoo!ニュース
ショパン国際ピアノコンクール第2位のケヴィン・チェンが日本ツアーを開催、自ら編曲したリスト作品なども披露
5年に一度開催されるショパン国際ピアノコンクールで昨年第2位に輝いたカナダ出身のピアニスト、ケヴィン・チェンは、圧倒的なテクニックとともに、日本のファンの間では「将棋の藤井聡太さんに顔が似ている」と話題になった。幼い頃から天才と称され、若くして才能を開花させた点も共通し、ピアノ以外にも数学や語学が得意とされる。
ショパンコンクール後初となった日本でのリサイタルツアーは9月末から10月初旬にかけて行われ、東京交響楽団との共演を含む全国7カ所の公演はいずれも大盛況のうちに幕を閉じた。
20歳で出場したショパンコンクールにおいて、難曲として知られるショパンのエチュード(練習曲)Op.10全12曲を一気に演奏するというコンクール史上初のプログラムで聴衆を驚かせたが、今回の日本ツアーでも同曲を演奏した。さらにプログラムの最後には、フランツ・リストの交響詩《レ・プレリュード》を自らピアノ独奏用に編曲した作品も披露し、オーケストラの世界を一台のピアノで再現して編曲家としての創造性も発揮した。
5歳でピアノを習い始め、7歳でオーケストラと共演したチェンは、十代のうちに数々の国際コンクールで優勝を重ねてきた。著名な音楽学校ではなく普通の公立高校に通っており、「未来の音楽家ではなく、普通の子どもとして育ててくれた両親に感謝しています。音楽学校に通っていた場合と比べると、音楽的な成長におけるプレッシャーはずっと少なかったのではないかと思います」と語っている。
ステージを降りると素朴で穏やかな21歳の青年であり、終演後のサイン会では長蛇の列をつくるファン一人ひとりに笑顔で丁寧に応じ、SNSでは「ケヴィン旋風」という言葉が飛び交った。

