INTERVIEW 平野一郎(作曲)× 成田達輝(ヴァイオリン) 禅の思想が息づくヴァイオリン協奏曲、世界初演へ
INTERVIEW 平野一郎(作曲)× 成田達輝(ヴァイオリン) 禅の思想が息づくヴァイオリン協奏曲、世界初演へ

日本語要約
セントラル愛知交響楽団の「Wコンチェルトシリーズ」にて、ヴァイオリニスト成田達輝が平野一郎作曲のヴァイオリン協奏曲第一番〈○△□〉を世界初演する。禅の「十牛図」を題材とした本作は、成田の委嘱により制作された。公演は2026年8月22日、愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。
全文(日本語)
セントラル愛知交響楽団の「Wコンチェルトシリーズ」8月22日公演において、ヴァイオリニストの成田達輝が、同楽団首席客演指揮者の齊藤一郎と共に、平野一郎作曲のヴァイオリン協奏曲第一番〈○△□〉(成田達輝委嘱・世界初演)およびパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏する。
新作〈○△□〉のサブタイトルは「十牛図に拠る十牛譜」。禅において悟りに至る段階を表す10枚の図「十牛図」が、協奏曲の連続する十楽章に対応している。成田は、2023年に平野の個展でその独自の作品観に触れ、西洋の協奏曲というフォーマットで日本人として何を表現できるかを考えた際に平野を想起し、委嘱に至った。平野は、西洋楽器の来歴を踏まえた上で東洋からのレスポンスを返すことを使命としており、成田の志に応える形で作曲を行った。
平野によれば、題名の「○△□」は鈴木大拙が「The Universe(森羅万象)」と訳した禅画に由来する。「問いがそのまま答えである」という禅的な在り方を音楽で表現しようと試みた。第1楽章から第7楽章までは物語の進行を描き、第8楽章で「無」の状態を経て、第9楽章(カデンツァ)で再び世界が甦り、第10楽章で市井へ戻るという構成をとる。
成田にとって個人での協奏曲委嘱は初めての経験であり、自身と血のつながった作品のように感じているという。公演は2026年8月22日、愛知県芸術劇場コンサートホールにて開催される。
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平野一郎成田達輝齊藤一郎愛知県芸術劇場コンサートホールヴァイオリン協奏曲第一番〈○△□〉パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
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