Cleveland im Musikverein: Der brillante Auftakt zum Abschied von Franz Welser-Möst - DiePresse.com
フランツ・ヴェルザー=メストとクリーヴランド管弦楽団、ムジークフェラインで退任前のヨーロッパ最後のツアーを華々しく開幕
フランツ・ヴェルザー=メストが、自身のクリーヴランド管弦楽団とともに最後となるヨーロッパ・ツアーを行っている。今シーズン終了をもって、彼は25年務めた音楽監督のポストを退く。伝説的なジョージ・セルでさえ、彼より長くこの地位に就くことはなかった。
ヴェルザー=メストはこの卓越した楽団を1200回以上の演奏会で指揮し、26カ国93カ所で客演、23回の国際ツアーを行い、数々の受賞歴を持つ音源を録音してきた。
(関連記事見出し略)
ハンブルクで始まりアテネで終わるこの1カ月間のツアーの中で、現在ウィーンでは3公演が予定されている。楽友協会(ムジークフェライン)で2回、コンツェルトハウスで1回である。そしてそのプログラムは、オーケストラの強みとヴェルザー=メスト自身の野心を際立たせるものとなっている。その初日の夜には、リストの滅多に演奏されない交響詩「オルフェウス」と、ボスラフ・マルティヌーおよびヨハネス・ブラームスのそれぞれ交響曲第2番を組み合わせた。
これは歴史的な視点からも見ることができる選曲である。1960年代のセル指揮によるクリーヴランド管弦楽団のブラームス交響曲全曲録音は、今なお模範的な名盤とされている。また、マルティヌーの演奏する喜びに満ちた第2番は、当時の音楽監督エーリヒ・ラインスドルフ指揮のクリーヴランド管弦楽団によって初演された。ある意味でこれらは基本レパートリーであるが、黄金のホール(ムジークフェライン大ホール)でのこの称賛された夜が示したように、その演奏は決してルーティンワークにとどまるものではない。
(関連記事見出し略)
型破りなブラームス
ヴェルザー=メストと模範的なまでに均質性の高いオーケストラが披露したのは、単に技術的に完璧な演奏であるだけでなく、細部まで考え抜かれたものだった。ブラームスにおいては、テンポ、アーティキュレーション、フレージングに関して、このニ長調の交響曲の従来の演奏から慣れ親しんだものとは異なる発見が随所にあった。その旋律線が極めて高い透明性と緻密なダイナミクスで提示されたこともその要因である。同様の視点から、先んじて演奏されたコンチェルト・グロッソの理念に着想を得たマルティヌーの第2番や、繊細な響きに注力したリストの「オルフェウス」も立ち現れていた。シュトラウスのオペレッタ「ヴェネツィアの一夜」からの幕間劇(アントラクト)が、驚きに満ちた小粋な締めくくりとなった。
