太田弦指揮 九州交響楽団 第442回定期演奏会
太田弦指揮 九州交響楽団 第442回定期演奏会レビュー

日本語要約
太田弦指揮、九州交響楽団による第442回定期演奏会がアクロス福岡シンフォニーホールで開催された。武満徹の「系図」では林桜心の朗読と共に繊細なサウンドを響かせ、ブルックナーの交響曲第6番では力強い推進力と明快なリズムで作品の新たな魅力を引き出した。
全文(日本語)
九州交響楽団の第442回定期演奏会が、首席指揮者・太田弦の指揮によりアクロス福岡シンフォニーホールで開催された。コンサートマスターは扇谷泰朋が務めた。
前半は武満徹の「系図」―若い人たちのための音楽詩が演奏された。朗読は地元福岡の若手俳優・タレントの林桜心が担当。太田は柔軟なタクトで各声部を丁寧に紡ぎ、オケの演奏と朗読を融合させた。20世紀の作品ながら調性が明確で、揺らぎを覚えるような繊細なサウンドが披露された。
後半はブルックナーの交響曲第6番。太田は速めのテンポでリズムを明快に表出し、力強い推進力のある音楽作りを行った。チェロ・バスが堅固な土台を築き、ヴァイオリンなどの旋律パートがキレの良いサウンドを重ねた。特にブラスの直線的な強奏が印象的で、第4楽章のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」の旋律も鮮明に聴かせ、輝かしいフィナーレで締め括った。
なお、公演データにはアコーディオン奏者として大田智美の名も記載されている。
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