Au Festival de Colmar, un concert Brahms miraculeux
コルマール音楽祭におけるブラームスの奇跡的なコンサート

コルマール音楽祭にて、ブラームスの交響曲第3番ヘ長調とピアノ協奏曲第2番変ロ長調が、ソリストにルーカス・ステルナートを迎えて演奏された。ヤクブ・フルシャが、極めて難解とされる交響曲で見せた輝きは言うまでもない。その音色は黄金色で温かく、暗く深みがあり、極めてブラームス的であった。緊張感の制御、自然な呼吸、そして楽団員同士の相互の聴き合いによって、音楽は有機的に構築された。
チェコ出身の指揮者であるフルシャが、聖マタイ教会の繊細な音響の中で見せた卓越した手腕は、二つの点に集約される。一つは、木管楽器や金管楽器の音を一切消すことのない、絶対的な明瞭さを備えたバランス。もう一つは、これまで見過ごされがちだった細部までを再発見させるほどの精密さである。この演奏は、フルシャと楽団員との10年以上にわたる信頼関係を如実に示している。フルシャは2028年からロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、およびチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任予定である。
ピアノ協奏曲第2番の演奏では、25歳のオーストリア人ピアニスト、ルーカス・ステルナートに注目が集まった。彼は2022年のARD国際音楽コンクールで8つの賞を獲得するなど、すでに多くの賞を受賞している。ウィーンのムジークフェラインでは、同機関の歴史上初となる「ルーカス・ステルナート・サイクル」が今年開催された。彼の演奏は、力強いアタックと完璧なアーティキュレーション、そして豊かな音色を備えていた。フルシャとオーケストラは、彼が自由に演奏できる環境を作り上げた。
アンダンテ楽章では、チェロのソロが詩情を広げ、ステルナートとオーケストラは一体となって呼吸した。続くアレグロ・ジョコーソでは、光へと向かうような演奏が繰り広げられた。アンコールで演奏されたブラームスの間奏曲も、その音の造形と繊細な表現力において極めて卓越していた。フルシャは柱の陰で聴き入り、最後には涙を流したようだった。
ステルナートはエヴィアンでシューベルトとリストを演奏したほか、2027年3月にはパリのシャンゼリゼ劇場でリストの『巡礼の年 第2年:イタリア』を演奏予定である。一方、フルシャは7月16日木曜日に、ラジオ・フランス・モンペリエ音楽祭にてフランス国立管弦楽団を指揮した。


