LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇯🇵 日本オーケストラGoogle News JP 古楽 · 2026年10月24日 19:03 · レビュー· 約2分で読めます

ジョヴァンニ・アントニーニ指揮 読売日本交響楽団 第696回名曲シリーズ - 毎日クラシックナビ

ジョヴァンニ・アントニーニ指揮・読売日本交響楽団による第696回名曲シリーズの公演レビュー

日本語要約
ジョヴァンニ・アントニーニが指揮する読売日本交響楽団の第696回名曲シリーズがサントリーホールで開催された。ソリストに読響初共演となるソル・ガベッタを迎え、モーツァルトの交響曲第25番と第40番、シューマンのチェロ協奏曲が演奏された。
全文(日本語)

ジョヴァンニ・アントニーニが2度目となる読売日本交響楽団との共演を果たした。モーツァルトの2つのト短調交響曲の間に、ソリストにソル・ガベッタを迎えたシューマンのチェロ協奏曲を配したプログラムが組まれた。

コンサートマスター日下紗矢子率いる読響は10型の対向配置で演奏。モーツァルトの「小ト短調」こと第25番では、第1楽章の整然とした音の運びや緊張感をはらんだシンコペーション、オーボエの弱音による表情の変化、第2主題の愉悦などが描かれた。提示部と再現部はともにリピートされ、勢いを増した。アントニーニの両手による身振りにオーケストラが応え、緩徐楽章、舞曲的性格のメヌエット楽章を経て、終楽章では緊迫感とアンサンブルの密度を高めた。

読響と初共演のガベッタは深紅のドレスで登場し、シューマンのチェロ協奏曲を演奏した。第1楽章冒頭から温かな音色と歌い回しを披露し、第2楽章では甘美な音色と滑らかなフレージングを見せ、独奏チェロと首席チェリストの二重奏が親密さを漂わせた。快速テンポの終楽章では人間味あふれる音と技巧を披露した。アンコールでは読響の5人のチェリストと共演し、チェロのアンサンブルを響かせた。

後半の交響曲第40番では、第1楽章のリズムやアクセント、アーティキュレーションが際立ち、展開部で激しさを増した。第2楽章ではヴィブラートを抑えた弦から和声が浮かび上がり、メヌエットでは木管と弦による音空間が展開。終楽章では全休止の「間」やルバート、細やかな抑揚を生かし、対位法的な箇所でアンサンブルの密度を高めた。

【公演データ】

読売日本交響楽団 第696回名曲シリーズ

10月23日(金) 19:00 サントリーホール 大ホール

指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ

チェロ:ソル・ガベッタ

管弦楽:読売日本交響楽団

コンサートマスター:日下紗矢子

プログラム:

・モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 K.183

・シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129

・モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550

ソリスト・アンコール:

・シューマン/ガベッタ 編:「民謡風の5つの小品」第2曲

他日公演:

10月25日(日)14:00 横浜みなとみらいホール

(評:那須田務)

▼関連キーワード解説 (4)
読売日本交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

公益財団法人読売日本交響楽団 は、日本のオーケストラ。新聞社が母体となるオーケストラは、世界でもこの楽団だけである。日本オーケストラ連盟正会員。愛称は「読響(よみきょう)」。

日下紗矢子人物・団体Wikipedia ↗

日下 紗矢子 は、日本のクラシック音楽のヴァイオリニスト。

サントリーホール 大ホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

横浜みなとみらいホール会場Wikipedia ↗

横浜みなとみらいホール(よこはまみなとみらいホール)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいのクイーンズスクエア横浜内にある市営のホール。1998年(平成10年)5月31日開館。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
あわせて読みたい
次に読むなら
ジョヴァンニ・アントニーニ の他の記事
🇯🇵 日本オーケストラレビュークラシックナビ10/24 12:02
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮・読売日本交響楽団の第696回名曲シリーズ公演レビュー
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮 読売日本交響楽団 第696回名曲シリーズ
イタリアの古楽の鬼才ジョヴァンニ・アントニーニが読売日本交響楽団と2度目の共演を果たした。モーツァルトの2つのト短調交響曲(第25番、第40番)の間に、読響初共演のソル・ガベッタを迎えたシューマンのチェロ協奏曲が演奏された。
ジョヴァンニ・アントニーニ読売日本交響楽団サントリーホール 大ホール
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮・読売日本交響楽団の第696回名曲シリーズ公演レビュー
🇯🇵 日本オーケストラレビュークラシックナビ9/26 12:02
佐渡裕指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団によるブルックナー交響曲第5番の定期演奏会レビュー
佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 第672回定期演奏会
新日本フィルハーモニー交響楽団の第672回定期演奏会において、佐渡裕の指揮、西江辰郎のコンサートマスターでブルックナーの交響曲第5番(ノヴァーク版)が演奏された。音楽評論家の那須田務による公演批評では、各楽章の構築や表現、オーケストラの熱演が詳述されている。
佐渡裕新日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
佐渡裕指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団によるブルックナー交響曲第5番の定期演奏会レビュー
🇯🇵 日本オーケストラニュースGoogle News JP オケ東京110/12 21:32
読売日本交響楽団のメンバーが山口県下松市の末武中学校を訪れ、吹奏楽に取り組む児童・生徒を直接指導
プロの演奏家たちが熱心に!読売日本交響楽団のメンバーが下松市の中学校で直接指導! - 日テレNEWS NNN
読売日本交響楽団のメンバーが山口県下松市の末武中学校を訪れ、市内で吹奏楽に取り組む児童や生徒に演奏の基礎やコツを直接指導した。バストロンボーン奏者の山口隼士さんが風船を使って呼吸の練習を行うなど、約2時間の熱心な指導が行われた。
読売日本交響楽団山口隼士末武中学校
ジョヴァンニ・アントニーニ の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇯🇵 日本オーケストラニュースGoogle News JP ホール310/24 15:02
横浜みなとみらいホール、「こどもの日コンサート2027」の企画・制作を行う“中学生プロデューサー”を公募
【横浜みなとみらいホール】公演制作を通して社会を学ぶ。「こどもの日コンサート」の企画・制作に“中学生プロデューサー”が - ニコニコニュース
横浜みなとみらいホールは、2027年5月5日に開催する「こどもの日コンサート」に向けて、企画・制作に携わる「中学生プロデューサー」を公募している。本事業は2021年度から実施されており、中学生がプロの指導を受けながら構成台本作成、演出アイデア検討、広報、当日の運営などに挑戦する。公演当日は神奈川フィルハーモニー管弦楽団による演奏が行われる。活動期間は2026年12月12日から2027年6月5日までの全10回を予定し、募集対象は2027年4月1日時点で中学1~3年生の20名。申込締切は2026年11月15日。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団横浜みなとみらいホール
🇺🇸 アメリカオーケストラレビューGoogle News EN 米オケ10/24 18:32
ワンによるドヴォルザークの表情豊かな演奏がシカゴ交響楽団(CSO)のロマン派プログラムを彩る
Bohemian rhapsody: Wang’s expressive Dvořák lights up CSO’s Romantic program - Chicago Classical Review
シカゴ交響楽団(CSO)のロマン派プログラムにおいて、ワンによる表情豊かなドヴォルザークの演奏が舞台を彩ったことが報じられています。
🇮🇹 イタリアオペラニュースForum Opéra10/24 18:31
イタリアの歌劇場でストライキが拡大か:ミラノやノヴァーラに続きヴェネツィア・フェニーチェ劇場でもシーズン開幕公演に危機
Les théâtres italiens en grève : après Milan et Novare, Venise ?
イタリアの歌劇場でストライキが相次いでいる。ミラノ・スカラ座での『ファウスト』初日中止、ノヴァーラでの『トゥーランドット』演奏会形式への変更に続き、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場でも労働組合が2日間のストライキを予告し、11月のオペラおよびシンフォニック・シーズンの開幕公演が脅かされている。労働条件やツアー手当などをめぐる不満が背景にあり、10月27日には労働協約更新を巡る全国規模のストライキも予定されている。
ウーゴ・デ・アナドナート・レンツェッティフェニーチェ劇場
タグ
ジョヴァンニ・アントニーニ読売日本交響楽団ソル・ガベッタ日下紗矢子那須田務サントリーホール 大ホール横浜みなとみらいホール交響曲第25番 ト短調 K.183チェロ協奏曲 イ短調 作品129交響曲第40番 ト短調 K.550「民謡風の5つの小品」第2曲
原文を読む → Google News JP 古楽
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る