アルペジオ:イタリア語でハープのように弾くの意! 演奏者のセンスが問われる!?
アルペジオ:イタリア語でハープのように弾くの意! 演奏者のセンスが問われる!?

日本語要約
指揮者・ピアニストの大井駿氏が、音楽用語「アルペジオ」の語源と歴史を解説する連載記事。語源はイタリア語の「ハープのように弾く(arpeggiare)」に由来し、初期バロックのフレスコバルディからヴィヴァルディ、J.S.バッハ、C.P.E.バッハに至るまで、単なる分散和音を超えた演奏者のセンスが問われる表現技法として発展してきた経緯を紐解く。19世紀以降の記号化の変遷にも触れ、楽譜上の指示と演奏の自由度の関係を歴史的資料と共に紹介している。
全文(日本語)
アルペジオは、和音をバラして弾く「分散和音」を指す言葉で、語源はイタリア語でハープを意味する「arpa」に由来する。
初期バロックのフレスコバルディは、チェンバロの減衰する音を補うためにアルペジオを用いるよう序文で推奨した。また、ヴィヴァルディの《四季》「秋」では通奏低音への指示として登場する。
J.S.バッハの「シャコンヌ」に見られるように、かつてのアルペジオは演奏者のセンスに委ねられた自由な表現であった。C.P.E.バッハは著書『正しいクラヴィーア奏法』の中で、単調な分散を避け、多彩な音の順序や繰り返しを取り入れる重要性を説いている。
19世紀に入ると、モーツァルトの斜線やブラームスの波線など、記号による指示が定着し、現在では波線が一般的な表記として用いられている。
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