おカネがかかる芸術教育〜国際比較から考える日本の課題と活路
おカネがかかる芸術教育〜国際比較から考える日本の課題と活路

日本語要約
芸術教育には多額の費用がかかるという現実を踏まえ、創造性の源泉としての芸術教育のあり方を国際比較の視点から考察する。アメリカやヨーロッパでは、音楽を単なる専門技能ではなく、哲学や歴史、ビジネススキルと結びついた「リベラルアーツ(教養)」として捉える教育が主流である。対照的に日本の芸術教育の現状を分析し、混迷する社会において芸術教育が果たすべき役割と、今後の課題や活路についてジャーナリストの視点から論じている。
全文(日本語)
芸術教育には多額の費用がかかるという事実は疑いようがない。しかし、社会を豊かに生きるための創造性や感性の源泉として、その重要性は再認識されている。
アメリカでは、バークリー音楽大学やジュリアード音楽院のような専門機関だけでなく、ハーバード大学等の名門総合大学でも音楽がリベラルアーツの一環として学ばれている。音楽ビジネスやテクノロジー、他分野との連携が重視されるのが特徴である。
ヨーロッパにおいても、芸術は専門技能として切り離されるのではなく、哲学や歴史文化と密接に関わる教養として位置づけられている。チェコのパラツキー大学の例に見られるように、芸術と学問の融合は伝統的な教育のあり方である。
日本においても、文化庁の検討会議などを通じて、芸術教育がこれからの社会で求められる創造性や社会性を育む基盤として、その意義が改めて問い直されている。
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出井則太郎国立パラツキー大学