Boston Symphony will not ‘celebrate’ Andris Nelsons last season - Slipped Disc
ボストン交響楽団、アンドリス・ネルソンスの最終シーズンを「祝賀」せず
ボストン交響楽団(BSO)のCEOチャド・スミスは、音楽監督アンドリス・ネルソンスの契約を更新しないと発表した際、彼の楽団での12年間を祝うための努力をすると曖昧な約束をしていた。
昨夜、定期会員のもとに2026-2027年シーズンのチケット先行予約の通知が届いたが、ネルソンスを称える言及は一切なかった。ある怒った定期会員は「通常、音楽監督の最終シーズンには、盛大な祝賀や送別がマーケティングキャンペーンの主軸となるはずだ。ネルソンスに関する唯一の言及は、4月17日のマーラー交響曲第3番の公演が先行予約に含まれていないという点だけだ」と述べている。
スミスCEOは、親族の看護のため今週から休暇を取っている。
一方、昨夜の公演では、36年間務めた首席オーボエ奏者若尾圭介の退団を惜しむ声が上がる中、楽団員たちはネルソンスを支持する赤いバラを身につけていた。
スミスCEOの楽団に対する支配力は日ごとに弱まっている。
解雇された従業員に送別会など必要か、という意見もある。また、ネルソンスのファンであっても、祝うために集まるのではなく抗議のために集まるだろうという声もある。
ウォール街のCEOへの教訓として、「誰かを解雇する際は迅速に行い、すぐに警備員に退去させるべきだ。長引かせれば長引かせるほど事態は混乱する」という意見も出ている。
ネルソンスは解雇されたのではなく契約が更新されなかっただけだという指摘に対し、支持者たちは「解雇された」と主張し、逆に「解雇された」という指摘に対しては「契約が更新されなかっただけ」と法的な定義を盾にするなど、支持者側の矛盾を指摘する声も上がっている。
ボストンの文化的な柱であるBSOをウォール街の企業のように扱うことは大きな問題であるという批判がある一方で、ネルソンスを文化的な柱とは呼べない、年12週間しか滞在せず、楽団の質は低下していたという反論もある。
ある定期会員は、今回の対応に失望し、今シーズンおよび今後のBSOの公演をボイコットすると表明している。一方で、プログラムの16ページには写真、17ページにはネルソンス指揮下での委嘱作品、録音、ツアー、グラミー賞受賞歴、オペラ公演のリストが掲載されており、18ページにはネルソンスの下で設立されたレジデント・フェローシップについても触れられているという指摘もある。
クリーヴランド管弦楽団におけるフランツ・ウェルザー=メストの最終シーズンが盛大に祝われていることと比較し、ボストンでの対応の冷淡さが際立っている。