グシュタード発 〓 ピアノの角野隼斗がメニューイン・フェスティバルの「オリヴィエ・ベルグリュエン賞」を受賞 - 月刊音楽祭
ピアニストの角野隼斗がスイスのメニューイン・フェスティバルで「オリヴィエ・ベルグリュエン賞」を受賞
ピアノの角野隼斗(Sumino Hayato)が、スイスのメニューイン・フェスティバル(Menuhin Festival in Gstaad)で8月12日、2026年度の「オリヴィエ・ベルグリュエン賞」を受賞した。芸術監督のダニエル・ホープがザーネン教会で賞を授与した。角野は受賞記念リサイタルで、ショパン、トーマス・アデス、ストラヴィンスキー、サン=サーンスの作品と自身の自作曲を演奏した。
同賞は作曲家でアーティストのオリヴィエ・ベルグリュエンにより、音楽祭の一環として2021年に創設され、ピアノ界の期待の星に毎年授与されている。受賞者には音楽祭でリサイタルを行う機会が与えられ、過去にはパラヴィ・マヒダラ、アレクサンドラ・ドヴガン、ケイト・リウ、イム・ユンチャンが受賞している。
角野は千葉県八千代市生まれの31歳。東京大学工学部在学中に2018年の「ピティナ・ピアノ・コンペティション」でグランプリを受賞し、卒業後に東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了した。2021年の第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」ではセミ・ファイナリストとなった。2024年にソニー・クラシカルと独占契約を結び、11月にデビュー・アルバム『Human Universe』を、2026年1月にセカンド・アルバム『Chopin Orbit』をリリースしている。また、芸名「Cateen=かてぃん」としてYouTubeでも活動し、約160万人のチャンネル登録者を持つ。
なお、2025年にはドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の「レナード・バーンスタイン賞」を受賞しており、2026年にはラインガウ音楽祭の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めている。