N響に登場した巨匠指揮者列伝 第2回 オットマール・スウィトナー
N響に登場した巨匠指揮者列伝 第2回 オットマール・スウィトナー

日本語要約
NHK交響楽団の歴史を彩った指揮者、オットマール・スウィトナーの功績を振り返る連載。1971年の初共演から1989年まで18年間にわたる関係性や、オペラと演奏会の両立を重視した音楽観、N響との録音作品について解説する。
全文(日本語)
創立100年を迎えたNHK交響楽団の歴史において、オットマール・スウィトナー(1922~2010)は重要な指揮者の一人である。1971年12月6日の第568回定期公演Aプログラムで初めてN響を指揮し、シェーンベルク《管弦楽のための5つの小品》、モーツァルト交響曲第35番《ハフナー》、ブルックナー交響曲第4番《ロマンティック》を披露した。以後、1989年11月23日まで18年間にわたり関係が続いた。
スウィトナーは1922年オーストリア生まれ。ザルツブルクのモーツァルテウムでピアノと指揮を学び、クレメンス・クラウスに師事した。オペラと演奏会の両方を指揮することで得られる柔軟性を重視し、チロル州立劇場、レムシャイト市立劇場、ドレスデン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場などで音楽監督を歴任した。
N響との共演では、1971年12月25日の慈善演奏会でアンコールに応えて何度もステージに現れたエピソードが伝わっている。1973年1月にはN響から名誉指揮者の称号を贈られた。リハーサルでは温和な人柄で楽団員の信頼を得て、歌心に満ちた演奏を繰り広げた。N響との録音には、モーツァルトの交響曲第36番《リンツ》・第38番《プラハ》や、R.シュトラウス《英雄の生涯》、ベートーヴェンの交響曲第5番・第6番などがある。その音楽は正統的かつ端正でありながら、ライヴでは高揚感に富んだ力強い響きを聴かせた。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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