ミッコ・フランク指揮 ベルギー国立管弦楽団 ピアノ 亀井聖矢
ミッコ・フランク指揮ベルギー国立管弦楽団とピアニスト亀井聖矢がサントリーホールで共演

日本とベルギーの外交関係樹立160周年記念公演として、ベルギー国立管弦楽団の来日公演が開催された。開演に先立ちアントワン・エヴラー駐日ベルギー王国大使が挨拶を行い、コンサートマスターの赤間美沙子を呼び出す形で始まった。
ベルギー国立管弦楽団は1936年の創立から90年の節目にあたり、2002〜07年に首席指揮者を務めたフィンランド人指揮者ミッコ・フランクとともに、22年ぶりの日本ツアーに臨んだ。フランクは脊椎に疾患を抱え、指揮台を置かず、椅子に腰掛けたり立ったりしながら指揮をするスタイルをとる。
共演した亀井聖矢は2022年のロン=ティボー国際音楽コンクール・ピアノ部門の優勝者で、カールスルーエ音楽大学への留学以降、ドイツ=オーストリア音楽のレパートリーを広げており、今シーズンはブラームスのピアノ協奏曲第2番に挑んだ。亀井は理知的な視点とクリスタルなタッチで楽曲の構造を際立たせ、第3楽章の弱音や第4楽章の軽やかさやリズムの切れなどを披露した。また、オーケストラの暖色系のサウンドや第3楽章のチェロ独奏も披露された。
後半に演奏されたドヴォルザークの「新世界より」交響曲では、オーケストラの温もりを感じさせる音色が発揮され、第2楽章のコールアングレや第3楽章の中間部でのチェコ民族舞踊のリズム、最終楽章でのパワーが示された。アンコールでは「スラヴ舞曲」第8番の終盤に長いルフトパウゼ(間)が盛り込まれた。
【公演データ】
ミッコ・フランク指揮 ベルギー国立管弦楽団 ピアノ 亀井聖矢
日時:11月4日(水)19:00
会場:サントリーホール 大ホール
指揮:ミッコ・フランク
ピアノ:亀井聖矢
管弦楽:ベルギー国立管弦楽団
コンサートマスター:赤間美沙子
プログラム:
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
ソリスト・アンコール:
・リスト:ラ・カンパネラ
アンコール:
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.46-8

