カーチュン・ウォン指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 第414回名曲コンサート
カーチュン・ウォン指揮日本フィルハーモニー交響楽団が第414回名曲コンサートを開催、中国伝統楽器を加えた編曲版「展覧会の絵」などを披露

日本フィルハーモニー交響楽団による第414回名曲コンサートが、サントリーホール大ホールで開催された。指揮はカーチュン・ウォンが務めた。
プログラム前半では、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が演奏され、務川慧悟がピアノ独奏を務めた。演奏は軽快で流麗、活力と余裕が共存し、第1楽章のコーダを力まず抑え目に終わらせて第3楽章に真のクライマックスを置くなど、全体を見通した構成が示された。指揮者とオーケストラも息の合った演奏を聴かせた。アンコールには務川がピアノ独奏用に編曲したラヴェルの組曲「マ・メール・ロワ」より「パゴダの女王レドロネット」が演奏された。
後半には、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」が、指揮者自身の編曲により演奏された。指揮者を囲む形で、シンガポール・チャイニーズ・オーケストラのメンバーである5人の奏者が横笛、擦弦楽器、打弦楽器、撥弦楽器、打楽器の独奏者として並び、一部はPAで拡声された。ラヴェルの管弦楽法を参考にしつつ改変が施され、楽員のハミングも加わるなど、合奏協奏曲のようなスタイルで披露された。演奏後にはウォンが指揮台からスピーチを行い、登場した伝統楽器のルーツの広がりなどについて語った。
【公演データ】
日本フィルハーモニー交響楽団 第414回名曲コンサート
10月24日(土)14:00 サントリーホール 大ホール
指揮:カーチュン・ウォン
ピアノ:務川慧悟
打楽器:ベンジャミン・ウー
笛子:リー・チンツン
揚琴:マ・フアン
胡琴:タン・マンマン
琵琶:ワン・スーウェン
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:田野倉雅秋
プログラム:
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
・ムソルグスキー(カーチュン・ウォン編曲):組曲「展覧会の絵」
ソリスト・アンコール:
・ラヴェル(務川慧悟編):組曲「マ・メール・ロワ」より「パゴダの女王レドロネット」