ブラームスとレーガーが紡ぐドイツ音楽の伝統といま ~創立70周年記念の日本フィル、沖澤のどか、阪田知樹と待望の共演~ - fan.pia.jp
日本フィルハーモニー交響楽団が創立70周年記念の第786回東京定期演奏会を開催、沖澤のどかの指揮と阪田知樹のピアノでレーガーとブラームスを演奏
日本フィルハーモニー交響楽団の12月定期演奏会に、指揮者の沖澤のどかが登場する。
ブラームスの交響曲第2番について、沖澤は「ブラームスの4つの交響曲の中で、第2番は自分にとって一番自然な場所にある、大切な作品です。解き放たれるような、心がほぐされる曲です。今回のプログラムで、レーガーの大作の後に置くのはとても良い対比であり、素晴らしい組み合わせだと思います」と述べている。
また、滅多に演奏されない難曲とされるレーガーのピアノ協奏曲では、ピアニストの阪田知樹をソリストに迎える。沖澤は阪田について「何でも弾ける才能とスケールの大きさを持ち、オーケストラの音を非常によく聴いて演奏されるピアニストです。阪田さん、日本フィルとであれば『どう響かせたいか』という深いところまで掘り下げられると確信しています。長大ですが、ラフマニノフなどが好きな方なら絶対にハマる作品です」と語っている。
両作曲家の共通点として、ブラームスがマイニンゲン宮廷楽長だったハンス・フォン・ビューローやフリッツ・シュタインバッハと交流があり、その解釈のベースに「マイニンゲンの伝統」が共有されていること、そしてレーガーがマイニンゲン宮廷楽団の「最後の宮廷楽長」であったことを挙げ、マイニンゲンという街を通じた繋がりをヒントに本公演を掘り下げるとした。
プログラムの聴きどころとして、沖澤はどちらの曲も第2楽章が鍵になると指摘。レーガーの第2楽章にはコラール(聖歌)が用いられて「祈り」がテーマとなり、ブラームスの第2楽章も明るい表情の裏に深みや温かい暗さがあるとし、今を生きる音楽としてリアルに響くはずであると語っている。
【公演情報】
日本フィルハーモニー交響楽団 第786回東京定期演奏会
■日程:
12月4日(金) 19:00開演 サントリーホール 大ホール
12月5日(土) 14:00開演 サントリーホール 大ホール(※予定枚数終了)
■出演:
指揮:沖澤のどか
ピアノ:阪田知樹
■曲目:
レーガー:ピアノ協奏曲 ヘ短調 op.114
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
