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🇯🇵 日本ピアノレコ芸ONLINE · 2026年7月14日 16:01 · レビュー· 約1分で読めます

とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ①

とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ①

日本語要約
音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」第7弾。20世紀ロシアを代表するピアニスト、ヴラジーミル・ソフロニツキーとマリヤ・ユージナの録音観や演奏に焦点を当てる。第1回はソフロニツキーの経歴とスクリャービン演奏との関わりを中心に解説する。
全文(日本語)

金曜連載「名演奏家再批評」の第7弾として、音楽学者・山本明尚が「ロシア・ピアニズム」のピアニストであるヴラジーミル・ソフロニツキーとマリヤ・ユージナを、それぞれの録音観に着目して論じる全4回の連載。第1回は無料公開。

ヴラジーミル・ソフロニツキー(1901〜61)は20世紀ロシアのピアニストで、リヒテルやギレリスらにも影響を与えた。作曲家スクリャービンの娘婿であり、その演奏で知られる。マリヤ・ユージナ(1899〜1970)も同時代のロシアのピアニストで、バッハやモーツァルト、同時代音楽の演奏で評価されている。

ソフロニツキーとユージナは、ペトログラード音楽院のレオニード・ニコラーエフ門下で学んだ同門である。ソフロニツキーは1901年サンクト・ペテルブルク生まれ。1916年にペトログラード音楽院に入学し、1921年の卒業演奏会ではリストのロ短調ソナタを演奏して絶賛された。同演奏会に出演したユージナと共にアントン・ルビンシテイン賞を分け合っている。その後、レニングラード音楽院やモスクワ音楽院で教授を務め、スターリン賞第一席やレーニン勲章を受勲した。

ソフロニツキーはスクリャービンの解釈者として名高いが、生前のスクリャービンの演奏を聴く機会はなかった。1915年にコンサートへ行く予定だったが風邪で断念し、その直後に作曲家が急死したためである。しかし、1920年にスクリャービンの娘エレーナと結婚したこともあり、遺族や関係者から作曲家の魂を継承する正統な代弁者として認められた。

▼関連キーワード解説 (6)
マリヤ・ユージナ人物・団体Wikipedia ↗

マリヤ・ヴェニアミノヴナ・ユーディナ は、ロシアのピアニスト。

レオニード・ニコラーエフ人物・団体Wikipedia ↗

レオニード・ヴラディーミロヴィチ・ニコラーイェフ は、ソビエト連邦のピアニスト・作曲家・教育者。

スクリャービン人物・団体Wikipedia ↗

アレクサンドル・ニコラエヴィチ・スクリャービン は、ロシアの作曲家、ピアニスト。作曲者自身はフランス語風に Alexandre Scriàbine と綴ることを好んだ。英語では Alexander Scriabin, ドイツ語では Alexander Skrjabin となる。また、日本ではスクリアビンと表記される場合もある。

スヴャトスラフ・リヒテル人物・団体Wikipedia ↗

スヴャトスラフ・テオフィーロヴィチ・リヒテル は、ソビエト連邦のピアニストである。ドイツ人を父にウクライナで生まれ、主にロシアで活躍した(ただし在留ドイツ人として扱われた)。その卓越した演奏技術から20世紀最高のピアニストの一人と称された。

エミール・ギレリス人物・団体Wikipedia ↗

エミール・グリゴリエヴィチ・ギレリス は、ソビエト連邦・ウクライナのピアニスト。68歳没。

ショスタコーヴィチ人物・団体Wikipedia ↗

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ は、ソビエト連邦時代の作曲家。交響曲や弦楽四重奏曲が有名である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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