ファビオ・ルイージが語る 《オラトリオ「7つの封印の書」》 - ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル
ファビオ・ルイージが語る 《オラトリオ「7つの封印の書」》 - ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル
2026年に創立100年を迎えるNHK交響楽団が、記念シーズンの大きな柱としてフランツ・シュミットの「7つの封印の書」を取り上げる。首席指揮者ファビオ・ルイージは、2025年に交響曲第4番を指揮するなど、一貫してこの作曲家を紹介し続けてきた。ルイージは本作を20世紀で最も重要な作品の一つと評し、強いドラマ性と宗教的な深みを備えた第一級の作品であると語る。N響にとっても技術を発揮できる魅力的な挑戦となる。
ルイージは本作の聴きどころとして、物語を力強く語る合唱と、その複雑な四重フーガの技法を挙げる。また、オルガンの役割も重要であり、第1部と第2部に置かれたオルガン・ソロによる前奏は、バッハやメンデルスゾーンの作品とは異なり、黙示録のできごとに対する人間の畏敬の念や人間性の発露を表現していると解説した。作品が描く終末観については、単なる破局ではなく、神の秩序の成就と新しい時代の到来を示唆していると解釈している。
1938年の作曲当時と現代の混沌とした世界情勢を重ね、時代を超えて響く傑作の精神的な力を強調した。本公演は「N響100年特別企画」として、2026年9月12日・13日にNHKホールにて開催される。
【公演概要】
2026年9月定期公演Aプログラム(第2069回)
日時:2026.9/12(土)18:00、9/13(日)14:00
会場:NHKホール
指揮:ファビオ・ルイージ
ヨハネ(テノール):ミヒャエル・ラウレンツ
神の声(バス):ダーヴィト・シュテフェンス
ソプラノ:迫田美帆
メゾ・ソプラノ:藤井麻美
テノール:伊藤達人
バス:加藤宏隆
オルガン:新山恵理
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:冨平恭平
